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浦和学院、終盤あと一本出ず決勝逃す 経験糧に視線は夏

【写真】延長戦でサヨナラ負けを喫し、近江の選手と健闘をたたえ合う浦和学院ナイン

 第94回選抜高校野球大会は第10日の30日、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で準決勝が行われ、7年ぶり4度目の4強入りした浦和学院は、近江(滋賀)に延長十一回の末、2-5でサヨナラ負けし、9年ぶりの決勝進出を果たすことができなかった。

 浦和学院は四回無死二、三塁から4番鍋倉の一塁強襲の内野安打で先制。続く5番高山の右前適時打で2点目。その後は、相手エース山田の直球とフォークに苦戦し五回以降2安打に抑えられて、追加点を奪えなかった。

 投手陣は、先発浅田が4回4安打1失点にまとめ、芳野、金田に継投。2-1の七回1死三塁から3番手金田が相手にスクイズを許して同点に追い付かれると、延長十一回に1死一、二塁からサヨナラ3ランを浴びた。

経験糧に視線は夏

一塁側アルプススタンドの応援団に一礼し、ベンチに引き揚げる浦和学院ナイン

 まさに意地と意地のぶつかり合いだった。浦和学院は粘り強く食らい付いたが、最後は近江の気迫に屈し、9年ぶりの決勝進出とはならなかった。森監督は「最後、勝ち切るには気迫なんだと気付かされた」と淡々と語った。

 28日の九州国際大付(福岡)戦の後、選手たちに森監督は「宮城が3連投だから準決勝では投げさせない。総力戦でいくぞ」と告げていた。大舞台のマウンドを託された先発の浅田を野手陣が助ける。一回2死二塁から遊撃手と左翼手の間に落ちそうな飛球を左翼手三宅が好捕し、ピンチを切り抜けた。

 すると、打線は四回、先頭打者の2番伊丹の内野安打、3番金田の二塁打で二、三塁とし、4番鍋倉の一塁強襲内野安打で先制。続く5番高山の右前適時打で2点目を挙げた。

 犠打で1死二、三塁として追加点を狙ったが、7番三宅の三直で三塁走者が帰塁できず併殺とされた。「あそこで追加点を取れなかったのは痛かった」と指揮官。

 その後打線は、相手エース山田の力のこもった直球とフォークに苦戦。主将の八谷は「終盤に崩れるかなと思ったけど、もう一段階上げてきた」と五回以降に放った安打はたった2本。最後まで攻略できず、延長十一回に金田の甘く入ったカーブを相手に捉えられ、左越え3ランでサヨナラ負けした。

 昨秋に監督が代わり新生・浦和学院として初めて挑んだ甲子園。開幕試合で白星を飾ると、勝ち進むにつれて選手たちは成長。プレーする姿も生き生きしていた。八谷は「新生・浦和学院の名にふさわしいプレーができたと思う」と語った。「今までやってきたことは全て夏のために」と森監督。果たすことができなかった全国制覇は、夏に向けての新たな目標となる。

強気の投球 成長誓う 金田

5回途中から登板し、打撃でも3安打と奮闘した浦和学院の金田

 「ベンチを見ても、後ろを見ても信頼できる仲間がいた」

 五回2死満塁のピンチで3番手として登板した浦和学院の金田。後続を中飛に打ち取って窮地を脱し、その後も我慢強い投球を続けたが、延長十一回に大橋のサヨナラ3点本塁打を浴び、天を仰いだ。

 「(サヨナラ本塁打を打たれたのは)カーブ。緩急を使うところで内に入った」と一球の怖さを痛感し、「実力が足りなくて完全に力負け。変化球の甘さだったり、投手としてまだまだ甘い」と悔しさをにじませた。

 ピンチでマウンドを託される機会も多いだけに、「打たれる打たれないより、強気で向かっていくことだけ考えた」とリリーフとしての心構えを強調。「(近江は)三振をしないチームだった。真っすぐの精度、もう1球種頼りになる決め球を練習して夏はリベンジしたい」と成長への課題をつかんだ様子だった。

 六回1死二塁の場面ではバント処理の見事なフィールディングを披露。3番打者としても2本の二塁打を含む3安打と責任を果たしたが、「終盤の大事なところで2打席凡退してしまった。夏は数より大事な場面で打てる打者になって帰ってきたい」と雪辱を誓う。

 打撃や守備にもさらなるレベルアップを掲げる金田の向上心が、チームを夏の頂へ導く原動力となる。

鍋倉、さらなる強打者へ

4回表浦和学院無死二、三塁、鍋倉が一塁強襲の先制打を放つ。捕手大橋

 4番鍋倉が4試合連続で打点を挙げ、今大会7打点を記録した。

 近江戦でも、四回無死二、三塁から「少し前で泳いでしまったけどフォークを捉えた」と一塁強襲の内野安打で先制点を奪った。今大会は準々決勝の九州国際大付(福岡)戦で3ランを放つなど試合を重ねるごとに4番打者として大きく進化した。

 再び甲子園に戻るために鍋倉は「本格派投手の真っすぐや落ちる系の球に対応できるように成長したい」と勝負強さに磨きをかける。

4回1失点好投 課題克服に意欲 浅田

 今大会初先発した浅田が4回4安打1失点と役割を果たし、試合をつくった。

 「変化球を狙われていた」と130キロ台中盤の直球を主体に打たせて取る投球でアウトを重ねた。ピンチは四回。1死一塁から相手の5番に二塁打を浴びて1点を許す。それでも粘り強く投げて後続を抑えた。

 今大会で2度のマウンドを経験し、課題が見つかった。「長いイニングを投げ切る体力と守りからリズムをつくるピッチャーになりたい」と意気込んだ。

三宅、努力実を結ぶ好守

 昨秋は公式戦でベンチ入りできず、悔しさをにじませていた左翼手三宅が甲子園で好守を2度も見せた。

 まずは、一回2死二塁。遊撃手と左翼手の間に落ちそうな飛球を「思いっ切りやってやろう」とダイビングキャッチし、相手に先制点を許さなかった。2度目は、2-1の四回1死二塁から左中間を襲った打球に対して、再び飛び込んで捕球し、ピンチを切り抜けた。

 「自分の課題は守備だった」と努力があっての成果だ。大会前の城西大城西(東京)との練習試合では、1試合で2失策して途中交代。だが、三宅は退いた後、すぐコーチにお願いしてグラウンドの隅でノックを受けていた。「どんどん飛び込んでノックの数をこなした」。このファインプレーは偶然ではなく努力のたまものだった。

4強の壁に屈す「好機で一本を」八谷

 堅守と強肩でチームに貢献した主将で三塁手の八谷は「ベスト4の壁を越えられなくて悔しい」と唇をかんだ。

 この試合では、終盤にかけて観客の手拍子が増し、「こういう環境でできていることに鳥肌が立った」と貴重な経験を味わった。プレーでは、相手エース山田に無安打に抑えられ、「バッティングを鍛え直さないといけない」と課題が見つかった。

 「守りではちゃんと守り切って、チャンスでの一本を打てるように」と夏に向けて再スタートを切る。

「胸を張って」「夏に期待」生徒ら画面越しにエール

母校の試合を見守る生徒ら=30日午後、さいたま市緑区代山の浦和学院高校

 第94回選抜高校野球大会の準決勝に進出した浦和学院は近江(滋賀)に敗れ、9年ぶりの決勝進出はならなかった。浦和学院では部活動で登校していた生徒らが食堂に集まり、メガホンを手に画面越しに選手たちを応援。大舞台で粘り強くプレーした選手たちの健闘をたたえ、「胸を張って帰ってきてほしい」「夏に向けてまた頑張って」とねぎらった。

 この日、浦和学院の食堂には女子ソフトボール部やサッカー部、テニス部など約80人の生徒が集まり、スクリーンの前で試合開始を待った。

 女子ソフトボール部2年の冨永晴美さん(17)は「どんなプレーが見られるのか楽しみ」。女子ソフトボール部は野球部のグラウンドを一部借りて練習している。2年の中田颯希さん(17)は「間近で練習しているところを見ていたので、頑張ってほしい」とエールを送る。

 試合は四回表、主砲の鍋倉和弘選手の適時打で浦和学院が先制。その後も1点を追加し2-0とすると、生徒らがたたくメガホンの音も大きくなっていった。しかし、近江に追い付かれて延長戦に入ると一転、緊張した雰囲気に。延長十一回、サヨナラ3ランを浴びると、食堂は一瞬静まり返った。

 惜しくも決勝進出は逃したものの、中田さんは「最後まで諦めない姿勢を見せてもらえた」。同じく女子ソフトボール部2年の松沢侑愛さん(17)は「粘りが良かった。私たちも試合で粘れるようにしたい」と感化されていた。

 野球部が練習する隣のグラウンドで練習に励むサッカー部1年の井出涼雅さん(16)は「先制点が入って勝てそうだったが、(負けて)悔しい」とぽつり。同部1年の神子島陽平さん(16)は懸命にプレーする選手たちの姿から「気持ちが伝わってきた」と振り返る。「今回は負けてしまったが、夏に向けてまた頑張ってほしい。野球部に負けていられないので、自分たちも頑張りたい」

 石原正規校長(63)は「いいゲームだった。野球部員には胸を張って帰ってきてほしい。今までも頑張ってきたが、これからも頑張ってくれると期待している」と選手らの健闘をたたえた。

(埼玉新聞)

浦学、延長で惜敗 9年ぶりの決勝果たせず

人数制限の上限となる50人で演奏する吹奏楽部

 第94回選抜高校野球大会(毎日新聞社、日本高校野球連盟主催)は大会第10日の30日、浦和学院は準決勝で近江(滋賀)と対戦。延長十一回に2-5でサヨナラ負けを喫し、優勝した2013年以来9年ぶりの決勝進出は果たせなかった。「よくやった」「惜しかった」。スタンドからは選手たちに温かい拍手が送られた。

 先に試合を動かしたのは浦和学院だった。0-0で迎えた四回表、先頭の伊丹、金田、鍋倉、高山が4者連続で長短打。好調の主軸が活躍して2点を先行する。

 「相手の応援もすごいが、こっちも負けていない」。青く染まった近江の3塁側アルプススタンドに目を向け、吹奏楽部の応援リーダー、白須裕梨さん(16)は力を込めた。吹奏楽部員は人数制限の上限にあたる50人が陣取る。白須さんは指揮を担当すると得点することが多く、部内で「ヒットガール」と呼ばれているという。鍋倉の先制点も指揮で後押しし「自分の指揮棒で流れを引き寄せます」。

 センバツ初先発の右腕・浅田は四回まで、走者を背負いながらも打たせて取る粘投。浅田を追って4月から浦和学院でプレーする弟の健輔さん(15)は「すごく迫力があった。自分もこの舞台でやりたいと思った」と目を輝かせた。五回から投げた芳野、五回2死から登板の金田と3人の継投で、延長十回まで連打を許さなかった。

 左翼手・三宅の好守も光った。甲子園初スタメンの守備に立った一回裏2死二塁、左翼線への大きな当たりに飛びついて近江の先制を阻止。四回裏に2-1とされた直後の1死二塁、抜ければ同点となる飛球をダイビングキャッチした。和歌山から駆けつけた父の正和さん(44)は「良かった。後でナイスファインプレーと声を掛けたい」と頰を緩めた。

 全員が全力を尽くし、3点本塁打を打たれた延長十一回裏。生徒会、ソングリーダー部、吹奏楽部で構成する応援団「ファイヤーレッズ」や、OB、保護者らで赤く染まったスタンドからは惜しみない拍手が続いた。「ここまで来られたのも、監督をはじめ全員の努力があったから。皆が力を出し切れた」。マネジャーの宮治希実さん(17)は瞳を潤ませた。

先制の好機逃さず 浦和学院・鍋倉和弘一塁手(3年)

 この日も先制の好機を逃がさなかった。四回表、伊丹、金田の連打で無死二、三塁。変化球を振り抜くと一塁強襲の内野安打に。伊丹を還して一塁からベンチの森大監督とグーサインを交わし、笑みを浮かべた。

 2021年秋の関東大会から4番を任される。冬の間は芯で捉える力を養おうと木製バットを振り込んだが、練習試合では不振に悩んだ。「打てないと落ち込んでしまい、次の打席のことを考えられない弱さがあった」と、三浦貴コーチにメンタル面でも指導を受けた。

 甲子園入りしてからも毎日のようにアドバイスを求め、準決勝前夜も連絡を取り合ったという。「力が入りすぎたら打てない。力を抜いていけ」。その言葉を信じて結果につなげた。

 センバツでは4試合中3試合で初打点を挙げ、準々決勝の勝ち越し3点本塁打を含め計7打点。4強入りの立役者ともいえる活躍にも「ここで一本打てばもっと点が入ったという場面もあった。次につなぐ打撃も大切にしたい」と貪欲に、更なる飛躍を誓った。

健闘に温かい拍手 全国大会直後にハンドボール部駆けつける

紺色のジャージー姿で応援する男子ハンドボール部員ら

 全国選抜で8強入りしたばかりの男子ハンドボール部選手22人がスタンドに駆けつけた。愛知県豊田市で開かれた全国高校ハンドボール選抜大会で27日に準々決勝を争い、28日の帰路の新幹線車内で九州国際大付戦勝利を知って甲子園応援を決めたという。

 29日の夜行バスで振り付けを確認、息の合った動きを披露した。ハンドボール部の岩本岳監督は、父の岩本明元監督の後継として今季からチームを率いる、森大監督同様の「二世」で「同じ立場として良い刺激になっている」。井上巧登主将(17)は「いつも応援される側で、応援する側の気持ちや大変さも分かった。大会直後で疲れはあるが、来てよかった」と笑顔を見せた。

夏につながる試合 浦和学院・森大監督

 四回の得点機で追加点を取れなかったことが接戦に持ち込まれた要因で、勝敗が分かれた。劣勢の中でも選手たちは最後まで走攻守全て逃げずにやりきり、夏につながる試合だった。

好機に1本が出ず 浦和学院・八谷晟歩主将

 好機に1本が出なかったことが敗因。負けてしまったが自分たちの野球はできた。素晴らしい投手と対戦し、鳥肌の立つような拍手の中でプレーし、いい経験ができた。夏につなげたい。

(毎日新聞埼玉版)

ブラスバンドでかなえた甲子園の夢 中学時代は野球部に所属した浦和学院吹奏楽部・武笠翼さん

振り付けのある曲を演奏する武笠さん

 第94回選抜高校野球大会第10日は30日、阪神甲子園球場で準決勝が行われた。第1試合では、浦和学院(埼玉)が延長11回の激闘の末、2-5で近江(滋賀)にサヨナラ負けし、9年ぶりの決勝進出はならなかった。

 気温20度を記録した春空の甲子園。一塁側アルプス席でホルンを担当する浦和学院・吹奏楽部の武笠翼さん(3年)は顔を真っ赤にして音色を響かせた。試合は延長11回の長丁場になったが「中学時代に野球部で鍛えた体力に自信があります」とへっちゃらだった。

 吹奏楽部に所属した経験がある母・真紀さんの影響で、幼少期からエレクトーンやトランペットを習ってきた。転機は2013年のセンバツ。地元・埼玉の浦和学院が日本一に輝き、テレビ観戦していた当時小学生の武笠さんは「浦学に入りたいと思うようになった」と野球の道を志した。
 
 中学入学を機に野球を始め、3年夏には「9番・右翼」のレギュラーをつかんだ。満を持して進学した浦和学院では野球部のマネジャーを志望するも、それまでにマネジャーは女子しかいなかったために断念。だが、「野球より音楽の方が自信がある。他の形で野球部の力になろう」と吹奏楽部で甲子園の夢を追うことにした。

 入部後に担当したホルンは初めて吹く楽器だった。最初は1つの音も思い通りに鳴らない。プロが奏でる音源を何度も何度も繰り返し聞いて理想の音を耳に残した。綺麗な音色になるまで約1年かかったが、3年ぶりの演奏応援が許された今センバツに間に合った。
 
 浦和学院は11回で力尽きてサヨナラ負け。近江との熱戦を目に焼き付けた武笠さんは「めっちゃ楽しかった。甲子園で演奏できて野球人としてもうれしい。また、夏に戻ってこれるように野球部に頑張ってほしいです」とやりきった表情で語った。

浦和学院吹奏楽部 顧問・林真琴さん

(今大会で初めて球場応援を経験した新2、3年生に)大会関係者の方々のご尽力で、甲子園で応援できる機会をいただけました。球場応援に慣れていなかった生徒たちも、試合を重ねるごとに集中力が増していました。最後の方は守備の時も集中して見守っていたので、これから野球応援を好きになってもらえばと思います。

(スポニチ)

センバツ4強 浦和学院の4番バッターは宮崎出身 鍋倉和弘選手

 春のセンバツ甲子園は大阪桐蔭の優勝で幕を閉じましたが、今回紹介するのは、ベスト4まで進んだ埼玉・浦和学院の4番、鍋倉和弘選手です。

 今回の甲子園で活躍した鍋倉選手、実は宮崎市出身なんです。春のセンバツ高校野球に出場した埼玉の名門、浦和学院。その4番を務めたのが、住吉中学校出身の鍋倉和弘選手です。

 大分舞鶴との初戦では、4回に迎えたチャンスでチームに勢いを与える先制タイムリー。初戦の勝利に、大きく貢献しました。

 そして、福岡の九州国際大付属と対戦した準々決勝。鍋倉選手は、3対3の同点で迎えた終盤8回、大事な場面でバッターボックスへ。内角高めを捉えた打球は試合を決める3ラン!また、記念すべき春の甲子園、通算、第800号ホームランとなりました。

 (浦和学院 鍋倉和弘選手)「(打った瞬間は)少し詰まったので、ライトライナーとかのイメージだったが、打球が伸びてくれて入ったので、とても嬉しかった。特別なホームラン、人生のなかで一生残るのでとても嬉しかった」

 そんな鍋倉選手、小学生時代は、宮崎市のソフトボールチームで4番・エースを務め、当時から打撃も光っていました。中学時代はクラブチームの『宮崎ボーイズ』に所属し、懸命に野球と向き合い、成長し続けました。当時、指導した酒井監督は、甲子園での活躍について…

 (宮崎ボーイズ 酒井隆浩監督)「率直な感想としては、もうたくましくなったなっていうところが一番。厳しいレベルの高い高校なんで、まさか4番を打つとは、ちょっと出来すぎかなと思うが、ただそこを目指して、2人で作って練習してきたので、あとはもう本当、本人が一番頑張ったんじゃないか。また更に成長した姿を甲子園で見れたらなと思う」

 また、鍋倉選手を知る宮崎ボーイズの後輩も刺激を受けています。

 (宮崎ボーイズ 甲斐夢都選手)「勝負強いバッティングが光ってって、浦和という強豪校であれだけ活躍しているので、僕たちも頑張らないといけないなと思った。」

 決勝進出はならなかったものの、初めてのセンバツで躍動した鍋倉選手。次は、夏の甲子園に向け、強豪校での挑戦は続きます。

(MRT宮崎放送)

浦和学院主将・八谷(神埼中出身)、雪辱誓う

 神埼中出身の浦和学院・八谷晟歩(せいほ)は、主将としてチームを引っ張ったが、決勝の切符を手にすることはできなかった。「チャンスの場面で一本が出なかったところが勝敗の分かれ目だった」と振り返った。

 2-1で迎えた六回表。追加点を奪い、突き放したい場面だった。2死一、二塁で迎えた打席。近江・山田の速い直球と低めの変化球を警戒していたが、7球目に縦に落ちる変化球で打ち取られた。「(相手の)ギアが上がりねじふせられた」

 神埼中時代は、U-15日本代表にも選ばれた実績を持つ。1学年約30人の部員がいる強豪校でも、2年の春からレギュラーを勝ち取った。打てずに苦しんだ時期もあったが「3年生のためにできることを。打つだけじゃない」とバントなどの小技も磨き、攻撃の引き出しを増やしてきた。この試合でも四回無死二塁から犠打を成功させた。

 試合後、「4強の壁を越えられなかった」と悔しさをにじませたが、守備については「基礎基本の練習が、球際や大事なところでのアウトにつながり、守り切れた」と手応えも語った。課題は打撃。チームが掲げる「超攻撃型野球」で夏のリベンジを誓った。

(佐賀新聞)

試合結果

準決勝(3/30・阪神甲子園)

TEAM123456789
浦和学院000200000
近江000100100
TEAM1011    HE
浦和学院00    270
近江03x    590
(延長11回)
【浦】浅田、芳野、金田-高山
【近】山田-大橋
大橋(近)
金田2(浦)岡崎、川元、津田(近)

打撃成績

 浦和学院
位置選手名打数安打打点
小林500
伊丹510
⑥1金田530
鍋倉511
高山311
八谷300
三宅400
浅田100
H喜屋武100
1芳野000
4大勝210
④6大内400
3872
 近江
位置選手名打数安打打点
津田520
横田200
中瀬101
山田400
岡崎411
3石浦110
西川410
川元420
大橋513
清谷410
3495

投手成績

 浦和学院
選手名安打三振四球死球失点自責
浅田4422011
芳野2/3002100
金田5 2/3521144
10 1/3945255
 近江
選手名安打三振四球死球失点自責
山田117101022
117101022

チーム成績

TEAM攻撃守備
三振四死球犠打盗塁残塁失策併殺
浦和学院10110502
近江4730801

浦和学院は投手戦の末、2-2の延長十一回に3ランを浴びて近江にサヨナラ負けした。四回無死二、三塁から4番鍋倉が一塁強襲の内野安打で先制。続く5番高山の右前適時打で2点目を追加したが、その後は、相手のエース山田から得点を奪えなかった。先発の浅田は、伸びのある直球を主体に4回4安打1失点に抑えた。以降、芳野、金田と継投。2-1の七回1死三塁からスクイズを許し、同点。延長十一回1死一、二塁で大橋に左越え3点本塁打を浴びた。

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