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浦和学院、横浜に敗れ準優勝 本番の夏に向け立て直しへ 春季関東大会

【写真】準優勝した浦和学院の選手たち

浦和学院は準優勝 横浜に敗れる

5回裏浦和学院1死三塁、藤澤の内野ゴロで三塁走者玉榮が本塁に突入するが生還はならず

 第78回春季関東高校野球大会最終日は24日、千葉県総合SC野球場で決勝が行われ、埼玉1位の浦和学院は横浜(神奈川1位)に3-13で敗れ、4年ぶりの優勝を逃した。

 浦和学院は一回に本塁打を浴び先制を許すと、四回以降は守備の乱れから大量失点。投手5人の継投も実らなかった。打線は10安打を放ったが、法量、玉榮の適時打で計3点を返すのみにとどまった。

課題と経験得て夏へ

4回裏浦和学院2死二、三塁、法量が中前に2点適時打を放つ。捕手脇山

 守備の乱れから大量失点した浦和学院は準決勝まで鳴らした強力打線の勢いが陰り、逆境を打ち返せなかった。森監督が「球場の雰囲気に選手たちがのまれてしまった」という通り、相手スタンドの大応援は浦和学院の選手たちに重圧を与えるには十分だった。

 浮足だった一回の先頭打者に本塁打を放たれ、ゲームプランが崩れた。今春は「先制点」にこだわり、県大会初戦から関東大会準決勝まで全試合で一回に得点して先手を取ってきた。「この春初めて先制されて、少し面食らったところがあった」と蜂巣主将はチームの動揺を感じていた。

 流れが悪い中でも10安打を放つあたりはさすがの打力。四、七回はともに3安打を集中させて点を奪った。七回1死から中前打で出塁し、玉榮の適時打で本塁を踏んだ中川は、「積極的に振りにいってチャンスをもぎ取るのが自分たちの攻撃」と話す。厳しくコースを突いてくる横浜投手陣に対してもスタイルは貫いた。

 「全ては夏のため」を合言葉に挑んだ春季大会。関東大会では決勝まで残った2校のみに許された4試合の経験を得て、決勝では守備での課題に直面した。夏への道のりを考えれば、準優勝という結果が最大の収穫となる。森監督は「これが選手たちの肥やしになって成長してほしい」と期待をかけた。

6番法量、故郷で反撃の一打

 法量が反撃ののろしを上げる一打を放った。6点をリードされて迎えた四回、2死二、三塁で打席が回ってきた。「みんなでつないだチャンス。1本出したい」と意気込んで打席に立ち、狙っていた真っすぐを1球で仕留めた。打った瞬間に安打を確信した打球は鋭く中前に抜けた。

 関東大会の全4試合で安打を放った。「体を開かず、下半身主導で低い打球を意識した結果」と安定した打撃の土台をつくってきた日々の練習に胸を張る。

 今大会の開催地となった千葉県出身で、この試合は多くの知り合いが応援に駆け付けた。育ててもらった故郷で成長した姿を見せることはできた。ただ、チームは勝てなかった。「勝ちきれなかったことが一番悔しい」と最終日を笑顔で飾れなかった。

深谷、切り替え好救援 満塁ピンチ脱出

 深谷の好救援でピンチを切り抜けた。五回に2点を失ってなお無死一、二塁とピンチが続く場面に3番手で登板。1人目の打者に四球を与えて満塁としてしまったが、気持ちを切り替え、「低くて強い球を意識した」と、後続を併殺と内野ゴロに仕留めた。

 続く、六、七回には1失点ずつ許した。自らリズムを乱したと反省する。3年最後の夏の甲子園を目指し、「任されたイニングを抑えきって、流れを持ってきたい」。チームに欠かせない投手になるつもりだ。

(埼玉新聞)

横浜に敗れ4年ぶりの優勝ならず 浦和学院・森大監督「横浜さんが一枚も二枚も上手だった」

 22年以来となる春の関東制覇を狙っていた浦和学院は横浜に敗れ4年ぶりの優勝を逃した。

 初回先頭。横浜・小野舜友(3年)に先発の日高創太(3年)が先頭打者弾を浴び、洗礼を受けた。

 森大監督(35)は「一番はやっぱり選手たちが横浜の雰囲気にのまれたこと。初回先頭弾のその前の応援から」と試合開始前から相手のペースだったと明かし、「挨拶するだけでみんなが『ワー』みたいな。そういう、なんか圧ですよね。圧をかけに行くっていう点で、横浜さんが一枚も二枚も上手だった」と振り返った。投手5人のリレーで必死の防戦も、計14安打13失点と圧力に屈した。

 6-0の4回には法量章太郎(2年)の中前2点適時打、7回には玉榮久豊(3年)の右前適時打で1点を返すも反撃はここまでとなった。

 指揮官は「バッターの方は結構打ててるので、ピッチャーと守備がこの1か月半でどれだけ鍛えられるかが課題です」と、夏本番に向けて指摘。今大会のMVPについて問うと「玉榮と藤澤です。1番、2番、これを印象付けられたのが夏にめちゃくちゃ生きるのかなと思います」と、投手陣を鍛え直し、夏を迎える。

浦和学院エース右腕・日高創太は4回途中で降板 夏に向け「真っすぐの精度を詰めたい」

浦和学院先発の日高創太

 22年以来4年ぶりの関東制覇を懸けて先発した浦和学院のエース右腕・日高創太投手(3年)は3回1/3を投げ4安打2失点で無念の降板となった。最速は自己タイの147キロを記録したものの、横浜打線につかまった。

 初回先頭から横浜・小野舜友(3年)に投じた4球目の直球を右翼席に運ばれた。「自分の実力のなさを感じた登板だった。レベルの高いバッターには自分の真っすぐが通用しないって言うか。空振り取れる真っすぐを意識してやりたい」と振り返った。

 3回1死から横浜・小林大雅(2年)をインコースのスライダーで、続く池田聖摩(3年)を外のフォークで2者連続空振り三振にしとめ「変化球の精度の方は良かった」。夏に向けて「自分が投げて勝たせるつもりではいるんですけど。真っすぐの精度が足りなかったので、そこを詰めたい」と意気込んだ。

 森大監督は「今日は球自体はそんな悪くないですけど、ゾーンが浮いてましたし。でも今大会通して彼が背番号1をつけてしっかり投げ切って頑張ってくれた」と評価した。

(スポーツ報知)

浦和学院・森大監督、大敗に「走攻守すべてで横浜が上」選手には夏への成長期待

横浜に敗れガックリの浦和学院ナイン

 横浜(神奈川1位)が22年ぶり7度目の優勝を果たした。浦和学院相手に長短打14安打にホームスチールも決めるなど、機動力野球で13得点。9回には最速154キロ右腕、織田翔希投手(3年)が登板し、150キロ超えの速球を連発する好救援で圧倒した。

 浦和学院の森大監督(35)は初回の攻防を勝敗の差に挙げた。チームは2死二塁と攻めながらも1本が出なかった。一方、横浜は先頭打者本塁打で流れに乗った。「これが甲子園出場したチームと、まだ出場しきれないウチとの差。走攻守、すべてにおいて横浜が上だった」と脱帽。それでも「すべては夏のために」を合言葉に準優勝まで勝ち上がった。「彼らの肥やしになって成長して欲しい」と、夏に期待した。

(日刊スポーツ)

鈴木謙心選手、悔しさぶつけた一打

四回裏浦和学院、右前安打を放ち、走り出す鈴木

 浦和学院の鈴木謙心(3年)にとって、昨年の悔しさをぶつけようと挑んだ決勝だった。

 四回表に5点追加され、大きく引き離されたその裏の攻撃。1死となり、「まず塁に出る」と決めて打席に入った。

 3球目の甘く入った内角直球を振り抜き、打球は右前へ。塁上で表情を変えずに振る舞うも、内心は「めちゃくちゃうれしかった」。

 次打者の内藤蒼(3年)が中安打で続き、6番・法量章太郎(2年)の適時打で2点を得る反撃を呼び込んだ。

 昨春の関東大会、浦和学院は準々決勝で横浜と対戦して敗れた。鈴木は2年生ながら5番打者で出場するも、立った2打席とも凡打で終わった。「自分は全然打てなくて悔しい思いをした試合だった」

 この日は八回から投手としてマウンドにも上がった。持ち味のスライダーをいかした投球で三者凡退にしとめ、中盤から毎回得点していた相手の猛攻を抑えた。

 チームは負けた。だが、鈴木は本番の夏へ前を向く。「夏に優勝して甲子園に出て、自分たちの超攻撃野球を展開する」

(朝日新聞埼玉版)

浦和学院、関東大会準優勝も課題は明確!指揮官が語った横浜との差

 4年ぶりの優勝を狙った浦和学院だったが、横浜に3対13で敗れ、準優勝に終わった。

 しかし、この大敗はチームにとって大きな収穫の一戦となった。森大監督は「改めて横浜さんの強さを実感しました。アップや応援など、試合前の段階から『圧』があった。我が校もそういう部分を意識して取り組んできましたが、一枚上手でした。山梨学院の吉田洸二監督が『なぜ横浜と対戦した学校が失策してしまうのか』という理由を語られていましたが、私たちも実際に対戦してみてその凄みがよく分かりました。こうした相手と春の段階で戦えたのは財産。残り1ヶ月半、その点を意識してチーム作りをしたい」と総括した。

 県大会の前は、日高創太投手、西村虎龍投手、深谷漣投手の145キロ以上の速球を誇る3投手が注目を集めた。県大会初戦の飯能戦では6回コールド勝ちを収め、圧倒的な力を見せつけたものの、準々決勝以降は終盤に大量失点する展開が目立ち、白星を挙げても課題が残るゲームが多かった。

 関東大会初戦の横浜創学館戦を終えて、森監督は選手たちと対話の場を持った。「コールドに近い展開になった時、選手たちが『〜しなければならない』と自分たちを追い込んでしまっていた。そのプレッシャーを取り除いた」とメンタルケアを施すと、チームは息を吹き返し、東京学館浦安、関東第一を相手に連続コールド勝ちを記録。さらに、それまで失点の続いていた日高も東京学館浦安戦で7回2失点と好投し、少しずつ殻を破ってみせた。

 確かな成長が見えた中での決勝の横浜戦は、改めて課題を浮き彫りにした。森監督は4年前の優勝時と比較しながら、今春の手応えをこう語る。

 「4年前は無我夢中で、優勝した時にはかなり消耗してしまっていた。今振り返れば、当時の課題を冷静に分析できなかった反省があります。しかし今は、何が課題で、夏へ向けてどうアプローチすればいいのかが実にクリアになっています」と、本番までの取り組みへの視界は良好だ。

 春を通して得た収穫について、指揮官は具体的な評価を口にした。

 「まずはエース・日高の確立です。中心投手になってもらいたい思いから彼にはプレッシャーをかけてきましたが、だいぶ逞しくなりました。決勝の横浜戦では、ボールの勢い自体は悪くなかったものの、まだコースが高い球が目立った。ここからさらに成長できると思います。そして打線では、当たりに当たった1番・玉榮久豊、2番・藤澤昂輝の台頭です。浦和学院の1、2番は怖いぞと周囲に印象付けられたのは大きかった。あとは、もともと中軸を担っていた3番・鈴木謙心、4番・内藤蒼、5番・伊藤漣の本調子が戻ってくれば、さらなる得点が期待できます」

 エースの進化と新たなキーマンの浮上。その上で、夏へ向けた最終ピースを明かした。

 「やはり投手陣のさらなる底上げです。球威があることは証明できましたが、横浜投手陣のようなマウンド上での駆け引きや、変化球の精度はまだまだ。そして、強いプレッシャーをかけてくる相手にも動じない守備力ですね」

 全国トップレベルのチームと対戦したことで課題を得られた浦和学院。3年ぶりの甲子園出場を目指す道のりは決して平坦ではないが、この春の経験を糧に、それを跳ね返す泥臭い戦いを見せる。

春から公式戦デビューした浦和学院の大型右腕が自己最速の149キロをマーク!夏まで変化球の精度を高め、最強のリリーフへ

深谷漣投手

 浦和学院は惜しくも関東大会準優勝に終わったが、昨秋の公式戦ではベンチ入りしていなかった選手も台頭するなど、収穫の大きい大会となった。その代表例が、186センチの大型右腕・深谷漣投手(3年)ではないか。

 昨秋の大会前の練習試合でベースカバーの際に足首を負傷し、ベンチ入りを果たしたのは今年の春からだった。公式戦初登板となった県大会2回戦の飯能戦では、無死満塁のピンチから三者連続三振を奪う鮮烈なデビューを飾る。当時はネット裏から見ていても緊張が伝わるマウンドだったが、今大会の関東大会では準々決勝と決勝の2試合に登板。計4回を投げて2失点とマウンド経験を重ねた。5回途中からリリーフした横浜戦では、自己最速となる149キロを2球マークし、大器の片鱗を覗かせている。

 「緊張はするんですけど、試合を重ねるごとに良い緊張感で投げられるようになりました。自分の役割はリリーフ。それが明確に分かってきて、思い切り腕が振れるようになっています」

 森大監督も「リリーフ・深谷」へ寄せる期待は大きく、夏でも投手陣のキーマンになることは間違いない。この関東大会を通じて、本人も夏への宿題を多く得たようだ。

 「競った場面でも勝負強く抑えて、チームに流れを持っていく勢いをもたらしたい。直球で149キロは出るようになりましたけど、まだまだ無駄な力が入っている。効率良く力を伝えて、シンプルに出力を出せるようになりたいですね。そして、ここぞという場面で武器になる変化球がまだないので、夏に向けてマスターしたいです」

 投球の角度、そして1イニングにおける平均球速の高さだけを見れば、現時点でもエースの日高創太投手を上回るものがあるだろう。本番に向けて、ストレートのキレや制球力、変化球の精度にさらなる磨きがかかれば、今以上に高く評価される投手になるはずだ。

 最後の夏、スカウト陣からもより高い位置付けで注目される存在へと化けることを期待したい。

(高校野球ドットコム)

試合結果

春季関東大会・決勝(5/24・千葉県総合SC野球場)

TEAM123456789HE
横浜10052110313140
浦和学院0002001003102
【浦】日高、佐々木、深谷、鈴木、西村-内藤
【横】小林鉄、福井、林田、織田-脇山
小野(横)
玉榮(浦)
脇山2、田島、千島(浦)

打撃成績

 浦和学院
位置選手名打数安打打点
玉榮531
藤澤400
⑦17鈴木410
内藤420
伊藤400
法量412
⑨1西村300
DH中川310
7→9松井000
H蜂巣100
城間420
36103
 横浜
位置選手名打数安打打点
小野633
小林大510
H窪倉111
1織田000
池田300
DH安食101
H→DH大矢100
9林田000
井上400
田島543
脇山321
⑧7江坂411
⑨8千島421
371411

投手成績

 浦和学院
選手名安打三振四球死球失点自責
日高3 1/3441033
佐々木2/3211255
深谷3401022
鈴木1 1/3210022
西村2/3211011
9147421313
 横浜
選手名安打三振四球死球失点自責
小林鉄3 1/3300022
福井3610111
林田1 2/3030000
織田1100000
91040133

チーム成績

TEAM攻撃守備
三振四死球犠打盗塁残塁失策併殺
浦和学院4100721
横浜7662801

浦和学院は守備の乱れから大量失点を招き、打線も好機を生かせなかった。浦和学院は、一回に先頭打者本塁打を浴び先制を許すと、四回には四死球に失策が絡み5点を献上した。投手5人の継投も実らず、四回以降は八回を除いて毎回失点。打線は四回に法量の2点適時打、七回に玉榮の適時打で計3点を返すのみで、同点には遠かった。

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1 件のコメント
@かっちゃん
@かっちゃん
2026年5月24日 4:59 PM

完敗でしたね
良いんです。こういう負けの経験が必要なんです。
考えてみれば、昨年も甲子園に出て全国に知れ渡る強豪校と試合をして、良い経験も悪い経験もしてきている。
そりゃ強いですよ、メンタルがね☝️
もちろん技術もありますが、浦学の今の技術レベルを比べても大差は無いです。
監督がいう通り、雰囲気に呑まれたのが正解でしょうね!

もしかしたら既にやってるかもしれませんが、例えば定期的に大学生や社会人チームと練習試合をする。紅白戦でレギュラーメンバーとベンチ外メンバーでハンデ戦をやり続ける。等
負けて元々のチームになんとか喰らいつき、常に射程圏内に留めて、最後には逆転勝利するイメージ。
そういうのもメンタル強化に繋がります。

今のチームが凄く良い感じになってきています。
みんながイメージしている最終形態の更に上の精度を目指しましょう‼️

それと、オンとオフの切り替えも大事!
楽しみながら、最強チームを作ってください

浦学頑張れ‼️

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