(11、12日・県営大宮ほか)
2日間で1、2回戦、代表決定戦の計31試合が行われ、南部は与野が九回、岩原のサヨナラ打で岩槻商を下し、30年ぶりの県大会出場を決めた。
2年連続の選抜大会出場を狙う浦和学院は、今夏8強の浦和実に10-0の六回コールドで大勝。大宮東、蕨、慶應志木、朝霞のシード勢も県大会へ駒を進めた。
東部は新人戦で優勝を分け合った春日部東、春日部工がともに快勝。西部はシード聖望学園が富士見との接戦を4-1で制した。北部は早大本庄の右腕吉田が桶川打線を4安打に抑え1-0で勝利した。
13日は全地区で1回戦と代表決定戦の計15試合が実施される。
◇圧勝も反省忘れず 浦和学院
2年連続の選抜出場を狙う南部F組の浦和学院が、浦和実を全く寄せ付けず六回コールド勝ち。三回に長短6安打で一挙7点、六回にも佐藤の2ランなどで3点を奪った。投げても佐藤が6回を無失点。だが圧勝にも浮かれる様子はない。主将の明石は「点を取れるときに取れなかった」と反省。森監督も「もっと意識を高めてほしい」とさらなる成長を期待した。
◇2度の大敗を糧に「勝負強さ付ける」 浦和実
昨秋、今春4強、夏8強の浦和実は、新人戦に続き浦和学院にコールド負け。スコアも同じ0-10に辻川監督も「全てで弱い」と渋い顔だ。
打者は快音を響かすものの走塁ミスが痛く、投手も踏ん張れなかった。早川、鈴木琢の左右の両エースや野手も夏の主力が残るだけに「勝負強さを身に付ける」と主将の瀬尾。2度の大敗を糧に、きっとはい上がってくる。
(埼玉新聞)