東日本大震災の被災地を支援しようと、浦和学院高(さいたま市緑区)野球部の36人が22、23の両日、宮城県石巻市を訪れ、宅地跡でゴミ拾いなどのボランティア活動を行った。
同校が続けている復興発展支援プロジェクトの一環で、森士監督も参加した。部員らは21日夜にバスで同校を出発。23日は、津波の被害にあった同市北上町十三浜の北上中学(畠山卓也校長)周辺でゴミを拾った。夜には、今月中に同校に招待して交流を深めた「鹿妻・子鹿クラブスポーツ少年団」と、共に練習に取り組んだ。
浦和学院の明石飛真主将は「現場はテレビで見るのとは全然違った。貴重な経験をさせてもらった。つらい思いをされながらも、立ち上がろうとする姿に学ばせてもらった」と話していた。一方、畠山校長は「実際に来て、ボランティアしてくれたことがうれしい。見たこと、感じたことを今後の生きる糧としてほしい」と感謝していた。
(毎日新聞埼玉版)