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GW明け決勝の異例事態 春季高校野球県大会

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【写真】試合中止が決定し、荷物を持って引き上げる浦和学院ナイン=4日午前、県営大宮球場(埼玉新聞)

 春季高校野球県大会は4日、県営大宮球場で予定していた準々決勝の再試合、浦和学院-春日部東が、降雨中止となり5日に順延となった。会場、開始時間に変更はない。準決勝は6日、決勝は7日にそれぞれ延びた。

 3日連続の雨天中止で、6日までだった予備日をすべて使い果たし、順調日程なら4日だった決勝がゴールデンウイーク(GW)明けの7日までという異例の事態となった。大会を運営する埼玉県高校野球連盟関係者も頭を抱えている。

 正午開始予定だった再試合は、雨の上がった午前10時の時点では開始時間を遅らせてでも試合を行う方針だったが、再び雨が降り始め、10時35分に中止の決定をした。すでに球場入りしていた浦和学院、春日部東の両チームの選手らは、ともにダッグアウトの清掃などを行い、足早に球場を後にした。

 1日に延長十五回、1-1で引き分け再試合となってから4日。高間薫県高野連理事長は「こんな状況でずっと(同一カードを)やっているのは記憶にない。天気予報が逆に逆にいく、珍しい大会」と話し、前理事長の田中信・現事務局長は「決勝がGW明けになるのは前代未聞」と苦笑いを浮かべていた。

 それでも、最も天気の影響を受けているのは、最後の関東切符を懸けて戦う両チームの選手たちにほかならない。高間理事長は「悔いのない試合をしてほしい」と熱戦に期待していた。

(埼玉新聞)

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