【写真】シートノックを受ける竹村(右から2人目)ら浦和学院ナイン=20日午後、浦和学院グラウンド(埼玉新聞)
21日から4日間の静岡合宿を翌日に控えたチームは20日、同校グラウンドで午後2時から約5時間の練習を実施した。
キャッチボールに続き、トスバッティングを入念に行った。受け手は平らなミットを装着し、手首を立ててしっかり正面に落とす練習を繰り返していた。その後のシートノックではトスでの課題に加え、ノッカーのバットに当たった瞬間の1歩目とフットワークを意識して取り組んだ。3カ所のフリー打撃、ランニングで締めくくった。
実戦練習が始まる合宿へ、主将の山根は「声を掛け合って、打つこと、守ることなど、全てで仲間との連係を図りたい」と抱負を語った。
◇18枠へ生き残りし烈
21日から4日間の日程で行われる静岡合宿のテーマは二つだ。
まずは当然、約1カ月に迫った本番を意識した練習に移行していくこと。森監督も「紅白戦など、実戦形式の練習をする。徐々に仕上げていく段階」と力を込めるように、チームづくりも、いよいよ本格化していく。
ここまで1月の大雪の影響や例年に比べ気温も低かったことで、体力強化や基礎練習が中心。守備練習に関して言えば走者付きノックはしておらず、打撃練習もここ最近は室内が多かった。つまり、マシン打ちやティー打撃などを積み重ね磨いてきた“個の力”をいかに集結させ、試合に生かすのかが、今後の飛躍につながっていくだろう。
もう一つは、メンバーに入れるか否かの瀬戸際にいる選手にとっては絶好のアピールの場ということだ。「ある程度、メンバーを絞りたい」と森監督。今合宿には29人が帯同する見込みで、18枠のベンチ入りを懸けてのサバイバルレースもし烈になる。昨秋までのレギュラーも含め、あくまで競争意識をあおりながらチーム力を高めていくつもりだ。
(埼玉新聞)