第85回選抜高校野球大会最終日は3日、兵庫県西宮市の甲子園球場で決勝を行い、浦和学院が済美(愛媛)に17-1で大勝し、創部35年目で春夏を通じ初優勝を飾った。県勢の優勝は1968年の第40回大会を制した大宮工以来、45年ぶり2度目。
浦和学院は二回に1点を先制されたが、五回に打者一巡の8安打で7得点した。斎藤、西川の連打で無死二、三塁とすると、小島の適時打で同点。なおも2死満塁で3番山根が適時打を放ち、逆転に成功した。さらに高田、木暮、斎藤、西川が4連打を浴びせ4点を加えた。
六回には木暮の適時打で2点を追加し、八回にも打者一巡の猛攻で8点を奪った。打線は4試合連続2桁安打となる18安打を記録した。
決勝まで全5試合に先発した2年生エース小島は、9回8安打1失点で完投。バックも無失策でもり立てた。
浦和学院の森監督は「本当にうれしいの一言。選手がよくやってくれた」と目を細め、小島は「夢みたいです。夏も優勝できるように練習したい」と喜んだ。
(埼玉新聞)