NHK「首都圏ネットワーク」番組内の関東の選抜出場校を紹介する特集で、本日浦和学院が紹介されました。
去年秋の関東大会で優勝し、3年連続で選抜出場を決めた浦和学院。その原動力が、この徹底した体づくりです。
この冬、新しく作った砂 場で行っているのが、動物の動きを真似たトレーニング。野球の練習では鍛えられない筋力を鍛えるのが狙いです。砂をつかむことで、手首や指先の力を鍛えま す。柔らかい砂場での練習で、足首の柔軟性も増し、怪我の防止にもつながります。選手たちは、“地獄の練習”と呼んでいます。
厳しい練習のあとに待っているのは野球部専用の食堂での食事。栄養の吸収を良くするために、練習が終わってから1時間以内に食べ始めます。激しい運動で消費したカロリーを補うため、ご飯は必ず400グラム以上。どんぶりの大盛りを食べることが決まりです。
「おいしいんで全然きつくないです」
山根「一瞬全力で!気を抜かないこと!」
投手は6人。全国でも指折りの選手層を誇ります。エースは1年生の左腕・小島和哉投手。鍛えられた下半身を使い、打者の内角に思い切り投げ抜く速球が武器です。
打撃のキーマンは2年生の竹村春樹選手。1年生から1番バッターで起用され続けてきました。柔らかな手首を使い、広角に打ち分けるバッティングが持ち味で、盗塁も得意なチャンスメーカーです。
竹村「1番バッターとして塁に出て、上位にチャンスで回すことと、好機で一打出るような気持ちの強さを見せてやっていきたいと思います。」
選手たちの士気をさらに高めているのが東日本大震災の被災地から送られる声援です。震災後、選手たちは被災地の子供たちと交流を続けてきました。宮城県石巻市などを訪れて野球を教えたり、ボランティア活動に取り組んだりしています。
選抜大会まで1カ月後に迫ったこの日。思い掛けないプレゼントが届きました。石巻市の少年野球チームの子供たちが作ったお守りです。
山根「自分たちも頑張ろうという気持ちが湧き出てきます。全力でやっている姿で感動を与えられるプレーをしていきたいです。」
森監督「たくさんの方に多く喜んでもらうためにも、勝ち上がっていくことが大きな目標です。」
被災地の人たちの声援も背に選手たちは悲願の全国制覇に挑みます。