▽浦和学院9-2鎌倉学園(5日・浦和学院グラウンド)
センバツで4強入りした浦和学院が5日、大会後初めての練習試合を鎌倉学園と行った。
甲子園で登板した芳野大輝(3年)が先発し、4回を被安打1、奪三振5で無失点。森大監督(31)は「抜群の内容。甲子園で投げた経験が生きている。宮城に続く第2先発を確立させるという意味でもよかった」と目を細めた。この日の最速は139キロ。切れのいい直球、スライダーをコーナーに決めていた。
打線は、センバツで猛威を振るった金田優太、鍋倉和弘、高山維月のクリーンアップ抜きで臨んだ。146キロをマークした鎌倉学園の松本直投手(3年)に対し、4回まで散発3安打で無得点。ストレートに押し込まれていたが、5回に甲子園でも見せた修正能力を発揮して5本の安打を連ね、一気に5点を挙げた。「主導権を握る、いい試合運びだった。八谷主将をはじめ、皆が準決勝で負けた悔しさを持って取り組んでいる姿がいい」と森監督。本当の勝負となる夏に向け、確かな第一歩を刻んだ。
(スポーツ報知)