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浦和学院が15年ぶりの優勝 1年佐藤が投打に活躍

<高校野球秋季関東大会:浦和学院5-4東海大相模>◇決勝◇5日◇大宮公園球場

 浦和学院(埼玉)がサヨナラで東海大相模(神奈川)を破り、15年ぶり2回目の優勝を果たした。4-4で迎えた9回裏1死満塁から日高史也内野手(2年)が中前に抜けるサヨナラ安打を放った。

 森士監督は「内容的にはあまりほめられたものではありませんが、勝てたということを収穫にして次につなげたい」と話した。今後の課題としては「勝負どころでの終盤の踏ん張り」と、8回に同点に追いつかれた守りのミスを挙げた。

 今大会からユニホームを日本代表と同じ縦じまにモデルチェンジ。まずは13日開幕の明治神宮大会で全国デビュー。出場を確実にした来春センバツへと勢いをつなげる。

◇浦学1年佐藤が投打に活躍

 浦和学院(埼玉)の1年生エース、佐藤拓也投手が粘り強い投球で優勝を呼び込んだ。同点の9回表、1死二塁のピンチで相手の3、4番を気迫あふれる投球で三振、中飛に打ち取り、その裏のサヨナラ勝ちにつなげた。

 鹿島中時代は軟式野球部に所属。2、3年時に関東大会ベスト8の実績を持つ。今夏の大会は野手でベンチ入りした。身体能力にすぐれ打順は1番。この日もマウンドを守りつつ2安打1四球でリードオフマンとしての役割も果たした。

 今大会は3試合すべて先発し完投。171センチ、71キロと小柄だが130キロ台中盤の速球とスローカーブ、カットボール、ツーシームで打者をほんろうする。

 「気持ちで負けないように投げました。入学してこんなに早く活躍できると思っていませんでした。びっくりしています」とまだあどけなさの残る顔をほころばせていた。

(日刊スポーツ)

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