浦学、5回コールド勝ちも「例年より遅れ気味」

(12日・県営大宮ほか)

 第3日は11球場で1、2回戦が行われ、大宮東が春季県大会4強で、昨夏の南埼玉大会ベスト4の武蔵越生に完封勝ち。埼玉史上初の4連覇が懸かる浦和学院は、菖蒲に25-1で圧勝。花咲徳栄、武南、春日部東、上尾のシード4校は順当に3回戦進出した。

 いずみは、秋季県大会8強の秀明英光を5-4で破り、児玉は延長十回、浦和西を8-5で下した。

 県高野連は大分県の野球部バス横転死亡事故を受け、全球場で黙とうを行った。

 第4日は13日、県営大宮など10球場で22試合が行われる。

■市営大宮球場 第2試合 浦和学院25-1菖蒲(5回コールド)

 浦和学院は一回、久保の本塁打など打者一巡の猛攻で10点を先制。二回も敵失に絡め8点を追加し、試合を決めた。菖蒲は無安打1得点に抑えられた。

◇最後の夏 強豪に一矢

 コールド負けこそ喫したものの、10人の急造チームで優勝候補を相手に1得点し、一矢報いた。

 学校は来春、蓮田に統合されて蓮田松韻となる。菖蒲として出場する最後の夏、初戦で当たったのは昨夏の南埼玉大会覇者。恵賀監督は「初戦で浦和学院と対戦できるのは、神様からのプレゼントだと思った」という。

 10人のうち4人は陸上部員。三回、相手の送球ミスを突いて生還した黒沢も陸上部だ。「よくルールが分からなかったけど、夢中で走った」と、50メートル6秒1の俊足で駆け抜けた。

 「どんな形であれ、この1点は選手にとって大きな経験になる」と同監督。三上主将も「コテンパンにされたけど、本当に心に残る試合だった」と、目を赤く腫らしながら振り返った。

◇「例年より遅れ気味」 浦和学院・森士監督

 (五回コールド勝ちも)チームの仕上がり具合は例年より遅れ気味。戦いながら磨きをかけていく。

⑤ 石 田 3-3-4
H9竹 内 0-0-0
⑥ 山 崎 4-2-2
⑦ 萩 原 3-3-4
H7田 辺 2-0-0
③ 島 津 5-4-3
② 久 保 3-1-3
H 小 林 1-0-0
2 白 鳥 0-0-0
⑨8 星  2-1-1
⑧ 石 川 3-2-3
5 浜 田 0-0-0
① 中 島 1-1-0
H  森  1-0-0
1  南  1-1-2
H 真 島 1-0-0
1 羽 倉 0-0-0
④ 鈴 木 1-1-2

(打数-安打-打点)

(埼玉新聞)

◇「浦学から1点」夢実現 助っ人部員も力合わせ・菖蒲

 「まずは1点取ろう!」

 Aシードの浦和学院を相手に、18点差をつけられていた3回。菖蒲の選手がベンチ前で円陣を組み、掛け合った言葉が、現実となった。

 荒れ球に手を出さず、四死球で1死1、2塁。下位打線が作った好機を確実に広げようと、1番打者の小宮俊(3年)が送りバントを決めた。それが相手投手の悪送球を誘い、二塁走者の黒沢精司(同)が本塁を駆け抜けた。無安打で挙げた1点。「あり得ない」「本当に入っちゃったよ」。ベンチは、そんな声で盛り上がった。途中からエースの蓮田功治(同)を救援した小宮が、4回は無失点に抑えた。

 学校統合で今年が最後の夏となる菖蒲。6人の部員だけでは足りず、陸上部からも助っ人を借りて出場した。

 5回コールドで敗れたが、一矢報いることができた。試合後、主将の三上直樹(同)は涙が止まらなかった。「悔しさもあるけど、これは、うれし涙。みんながいなければ、浦学と戦うことなんてできなかった。まともなチームじゃないと浦学から点は取れない。感謝している」。最後に笑顔がこぼれた。

(朝日新聞埼玉版)



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