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浦和学院・阿部12K完封/埼玉大会

 浦和学院の背番号「1」を背負う阿部良亮投手(3年)が、公式戦初完封勝利を挙げた。中2日の先発ながら城北埼玉をわずか2安打に抑え、6-0。奪った三振は毎回の12を数えた。阿部は「(三振は)意識していません。しっかりコースに投げていたら結果に結びつきました」と言ってのけた。

 チームメートで、197センチの大型右腕・南貴樹投手(3年)が、プロスカウトの注目を集める。こちらは背番号10。当然、エースとして負けられないが、そんなライバルが今大会はフォームのバランスを崩し、いまひとつ調子を出せないでいる。「ライバル意識はあったけど、南が調子が悪いから自分がなんとかしたい」。そんな思いが、快投を支える。

 昨夏はベンチ入りさえできなかった。ライバルに刺激を受け、今年は1番をつけるまでに成長した。阿部は「背番号は関係ありません。(期待通りに)投げているのがエースです」と言い切った。

(日刊スポーツ)

◇浦和学院・阿部、2安打12K

 2年連続で春季関東大会を制した力を発揮し、城北埼玉を6-0で下し、5回戦に進んだ。先発右腕の阿部(3年)が、9回を散発2安打、12奪三振で公式戦初完封勝利。「縦のスライダーがよくて、後半から直球も走った。三振は狙わなかったけど、コースを突いた結果です」と笑顔だ。ドラフト候補の右腕、南(3年)は登板しなかった。

(サンスポ)

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