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浦和学院 プロ注目の長身右腕、5四球を反省

 浦和学院の背番号「10」南が4安打無失点で7回コールドながら所沢北打線を完封。それでも5四球の内容に試合後は「フォームとかリズムとかテンポも悪かったのでまだまだです」と笑顔はなかった。

 米国人の父を持つ1メートル97の長身右腕はプロも注目するが、チーム初戦だった12日の2回戦で浦和実相手に先発しながら初回4失点されてKO。以降はエースの阿部の奮闘で登板機会も与えられなかった。

 期待の右腕の復調に森監督は「まあ参加できるようにはなったかなと。いい意味で開き直って投げたのでしょう」と苦笑い。実力の片りんを見せた南は「気持ちの面は切らさないでいきたい」と同校2年ぶりの甲子園を見据えた。

(スポニチ)

◇浦和学院・南は7回4安打0封

 浦和学院が所沢北に8-0で7回コールド勝ち。先発した南貴樹投手(3年)は4安打無失点の好投で準決勝に勝ち進んだ。

 プロ注目の197センチ右腕、浦和学院・南貴樹投手(3年)が7回コールドながら今大会初完封で、チームを4強に導いた。

 1、2回は先頭打者に四球を出すなど5四球と制球に苦しんだ。3、4、5回以外は先頭打者を出した。それでも打たせて取る粘り強い投球で、所沢北に適時打を許さず4安打5奪三振。3回に4番田中豊人外野手(3年)に投げたこん身の直球が、この日最速143キロを計測。「気持ちで抑えた。投げているうちに球がキレてきた」と振り返った。

 待ちに待った2試合目の先発だった。初戦(12日)の浦和実戦に先発したが1回4失点KO。3回戦で2イニングを抑えた以外、すべてエースの阿部良亮投手(3年)にマウンドを譲った。初戦で打ち込まれたショックから立ち直るため、学校の柔道場に1人で30分以上こもり、精神統一を図ってシャドーピッチングを続けた。「阿部にいっぱい投げさせちゃったのは、自分のせい。投げたい気持ちを前面に出していきたい」と活躍を誓った。

(日刊スポーツ)

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