西武・大沼幸二投手(31)と横浜・弥太郎投手(28=坂元弥太郎)の1対1の交換トレードが両球団で合意に達したことが19日、分かった。20日に発表される。
00年ドラフト1位で西武に入団した大沼は、150キロ近い直球が武器の本格派。昨季は右肩の故障もあって満足に働けなかったが、先発、中継ぎともにこなせる万能型の投手だ。横浜は昨年まで3年連続最下位で、特に昨年のチーム防御率は両リーグワーストの4・88。今オフは投手力強化が課題となっており、大沼にも大きな期待を寄せている。
一方の弥太郎はヤクルトを皮切りに日本ハム、横浜と移籍して西武が4球団目。パ・リーグでのプレーは09年以来、2年ぶりとなる。浦和学院では00年夏の甲子園にも出場しており、地元・埼玉の球団でプロ11年目を迎えることになった。
◆大沼 幸二(おおぬま・こうじ)1979年(昭54)7月3日、大阪府生まれの31歳。尽誠学園からプリンスホテルを経て00年ドラフト1位(逆指名)で西武入団。04年にプロ初勝利を挙げ、08年に中継ぎとして52試合に登板し日本一に貢献。続く09年にも54試合で防御率3・14の好成績を残した。1メートル78、81キロ。右投げ右打ち。
◆弥太郎(本名坂元 弥太郎=さかもと・やたろう)1982年(昭57)5月24日、埼玉県生まれの28歳。浦和学院から00年ドラフト4位でヤクルト入団。08年1月に藤井(現巨人)らとともに日本ハムへ移籍し、同年中継ぎで6勝1敗、防御率3・18の好成績をマーク。09年オフに横浜入りした。1メートル82、86キロ。右投げ右打ち。
(スポニチ)