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<センバツ>予定通り開催 臨時運営委が決定

 第83回選抜高校野球大会(毎日新聞社、日本高校野球連盟主催、朝日新聞社後援、阪神甲子園球場特別協力)の大会本部は18日午後、臨時運営委員会を開き、東日本大震災の被災状況を踏まえて大会の開催可否を検討した結果、予定通り23日に開幕することを決めた。所在地の仙台市が大きな被害を受け、15日の組み合わせ抽選会に出席できなかった東北(宮城)を含む32校が出場を予定。兵庫県西宮市の阪神甲子園球場を会場に、12日間の日程で行う。

 運営委では、▽入場料収入などから被災地に義援金を送る▽入場行進の取りやめなど開会式を簡素化する▽試合間隔の短縮などでナイター試合回避を目標とする▽アルプススタンドでの鳴り物入りの応援自粛▽大会期間中に球場内で募金活動を行う--などを決めた。大会では「がんばろう!日本」をスローガンに掲げる。

◇第83回センバツ開催に関する措置

(1)開会式の簡素化

 入場行進を取りやめ、30分程度で終了。これに伴い、第1日の試合開始時間を20分繰り上げる。

(2)ナイター試合の回避

 試合間のインターバルを極力短縮し、ナイターを避けることを目標とする。

(3)アルプススタンドでの応援自粛

 ブラスバンドなどの鳴り物による応援はすべて禁止とする。

(4)東日本大震災義援金

 入場料収入などを義援金として、毎日新聞大阪社会事業団を通じて被災地に送る。

(5)募金活動の実施

 大会期間中に中央特別席、一塁特別席、三塁特別席、右翼外野席、左翼外野席の計5カ所で被災者支援の募金活動を行い、毎日新聞大阪社会事業団を通じて被災地に送る。

(6)被災地にかかわる前売り券の払い戻し

 被災を理由とする前売り入場券の払い戻しに、例外的に応じる。

◇被災地チームの意向がポイント

 午後4時半から約1時間15分の議論が交わされた臨時運営委員会。未曽有の大災害を受け、出席した委員26人(定員31人、5人は委任)の中からは中止、もしくは順延を検討する声も上がった。

 「出場するチームのためだけではなく、全国の高校球児のための大会。出場しないチームには学校が避難所となり、部活動どころではないところもある」「阪神大震災の時と規模が違い過ぎる」などの意見が出た。

 そのうえで、順延の可能性を検討。しかし、「センバツ大会はイベントではなく、教育活動の一環として部活動の成果を(長期休暇中に)試す場所。新学期に入って開催するものではない」として、順延は選択肢から外れた。

 開催か中止かで再度議論した結果、「被災地のチームが出場の意向を示している」ことがポイントとなり、「選手にとっては甲子園出場が一生に一度のチャンスとなる場合もある。夢の舞台を提供することが主催者としての役割」と方向性がまとまった。その中で、「被災地では深刻な状況が続いている」ことを考慮。「被災者にエールを送れるような特別な大会とする」という理念を掲げての開催が、全会一致で決まった。

(毎日新聞)

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