【写真】大阪に向かう新幹線に乗り込む浦和学院の選手たち=18日午前、東京駅(埼玉新聞)
チームは18日午前、新幹線で大阪入りした。午後に兵庫県の姫路工高グラウンドで練習を行った後、宿泊先で夕食前に選手たちに選抜の大会開催が正式決定したことが伝えられた。ナインは一様にほっとした様子だった。
森監督は「選手たちにとっては一生に一度のことかもしれないので、開催していただけることには深く感謝している」と話した上で、「被災された方々のことを考えると申し訳ない気持ちもある。少しでも勇気と頑張るエネルギーを与えられるように全力で取り組みたい」と神妙な面持ちで語った。
主将の小林は「かなり不安でどきどきした。やると決まった以上は思い切って悔いのないプレーをしたい」。エース佐藤は「安心した。こういう状況なので野球ができることに感謝の気持ちを持ってやりたい」と、甲子園での全力プレーを誓った。
チームは19日に東洋大姫路、21日に市尼崎と練習試合を行う予定。大会は23日に開幕し、27日の第2試合で鹿児島実と1回戦を争う。
(埼玉新聞)