がんばれ浦学:’11センバツ「震災被災者の励みに」OBがエール

◇元プロ・三浦貴さん、巨人・須永英輝投手

 27日の鹿児島実(鹿児島)戦に臨む浦和学院。これまでにプロ野球選手15人を輩出し、春夏合わせて17回も甲子園の土を踏んでいる同校からはたくさんのドラマが生まれた。96年センバツのエースで元プロ野球選手の三浦貴さん(32)と、02、03年のセンバツに連続出場した巨人の須永英輝投手(25)の2人が後輩にエールを送る。

 三浦さんは、96年センバツ2回戦の岡山城東(岡山)戦を振り返り、「仲間に助けられた」と話す。風邪で体調を崩したままの登板だったが延長11回を投げ切った。ヒットを打たれても「次で取り返してやる」と背中から励ます仲間の声が聞こえた。スクイズで決勝点を許したが、「延長で負け、やり残したことがあったから次の夏も目指せた」と話す。チームは夏も甲子園出場を果たした。

 東洋大卒業後、00年に巨人に入団。プロとして活躍する中で、指導者への思いを抱き始めた。09年に引退。現在は、トラック運転手として働く傍ら、夜間の大学で教員免許の取得を目指している。「指導者として母校に帰ってきたい。全国優勝できるチームをつくることが夢」と力強く語る。

 今、甲子園に立つ後輩には、「人生でなかなか経験できない。震災の被害者の人たちにも、少しでも励みになるようなプレーをしてほしい」とエールを送る。

 「報徳に負けた時の悔しさは今でも残っている」と話すのは須永投手だ。センバツ2回と夏1回、甲子園に出場した。卒業後、日ハムを経て今年、巨人に移籍した。

 報徳学園(兵庫)には02年センバツの準々決勝で敗れた。平凡な内野フライが浜風でヒットになり、試合の流れが変わったという。「甲子園には魔物がすんでいるのは本当だと思った」。同時に初めて「打たれる怖さも知った」と話す。

 03年センバツでは3回戦の智弁和歌山(和歌山)戦で延長十二回、222球目にサヨナラ打を許した。「一球で試合の流れや雰囲気が全て変わってしまう場所が甲子園」と振り返る。

 「後輩の頑張りを見るとうれしくなる」という須永選手。「点差を気にせず、一球、一球を全力で頑張ってほしい」と後輩の活躍を願った。

(毎日新聞埼玉版)



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