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巨人・須永英輝(24期生)、シンポジウム「夢の向こうに」に参加

 日本高野連と日本野球機構(NPB)、日本プロ野球選手会は17日、現役プロ選手が高校球児に技術指導などを行うシンポジウム「夢の向こうに」を来年はテストケースとして、グラウンドで指導する形式で行うことを発表した。13年以降は未定だが、ユニホーム同士での技術指導は史上初の試みで、プロアマの“雪解け”を促進する絶好の機会となりそうだ。

 今年まではホールでプロ選手が技術指導する講演形式だった企画を、来年は計3会場で、より実戦的な指導ができる形へ移行する。第1弾として、1月21日に宮崎県総合運動公園内で行うことが決定した。

 関係者によると硬球を使い、ティー打撃などの指導を計画。球児は同県内から約1000人が参加予定。現役プロ選手は、直後に宮崎でキャンプインする巨人など複数球団から参加するという。この日、講師役を務めたヤクルト・相川は「自分たちの技術も見せられるし、動いてもらう中での指導で、もっともっと吸収できるのでは」とグラウンドでの交流を歓迎した。

 「夢の向こうに」は03年12月からスタート。今年で47都道府県を一巡した。都内で会見した日本高野連の奥島孝康会長(72)は「一巡した成果は大成功だった」と感謝。NPBの加藤良三コミッショナー(70)は「今後も延長して、改善も加えていきたい」と2巡目でのさらなる発展に期待した。

◇シンポジウムに1700人参加 

 この日のシンポジウムには、東京の133校、約1700人の高校生が参加した。巨人から須永英輝投手(26)ら3人、ヤクルトからは増渕竜義投手(23)ら4人が出席し、講師役を務めた。プロ選手が実際に投球フォームを披露するなど、予定時間をオーバーする盛況ぶり。浦和学院で3度、甲子園に出場した須永は「目標と夢を絶対にあきらめずに頑張ってほしい」とエールを送った。

(スポーツ報知)

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