浦和学院高校(さいたま市緑区)は26日、避難所となっている片柳コミュニティセンター(同市見沼区)に支援物資を届けた。
物資は、水とお茶のペットボトル(500ミリリットル)144本▽パン60個▽マスク300枚--など。同校は開会中の第83回センバツへのブラスバンドなどの応援団派遣を自粛しており、スタンドで使う予定だったタオルなども配布した。
さいたま市によると同センターには35人が避難している。物資は受け付けないが、地元高校からの申し出で特別に受けたという。
福島県郡山市から妻(28)と長男(3)の3人で避難してきた吉田訓史さん(28)は「放射能の影響が怖くて戻れない。会社もきのう退職した。多く持ってないのでありがたい」と話し、タオルなどを受け取った。
(毎日新聞埼玉版)