春季県高校野球地区大会の組み合わせが5日、東西南北の各地区で決まった。参加校は昨年より5チーム増の154チーム。東、南部で各2、西部で1チーム増えた。選抜大会出場の浦和学院は県大会から出場する。
地区大会は9日に南部、12日に残りの3地区が開幕。順調に日程を消化すれば、18日には代表39校が決まる。
県大会は20日、浦和学院を加えた40校で組み合わせ抽選会を実施し、23日に開幕。決勝は5月4日に県営大宮球場で行われる予定で、上位2校が関東大会(5月14~18日・千葉)に出場する。
◇東部地区
(出場38校、代表10校=12~17日・越谷市民ほか)
昨秋の県大会で準優勝した春日部共栄の戦力が充実。鷲宮、花咲徳栄、春日部東も実力がある。
春日部共栄はエース竹崎、4番鎌田ら主力が健在で投打に質が高い。昨秋4強の鷲宮は栗田、増渕の左腕2枚を擁し、守りが堅い。花咲徳栄は右腕北川が成長。昨春の甲子園経験者の大塚ら打線も整ってきた。
春日部東は右腕菅原を中心とし、攻守にまとまっている。左腕広橋を軸とする昌平も総合力が高い。春日部、栄北も実力は劣らず。ノーシードでは越谷南に力がある。
◇西部地区
(出場36校、代表9校=12~17日・川越初雁ほか)
聖望学園、富士見、市川越を筆頭に、シード以外も含めて実力が接近しており、混戦模様だ。
聖望学園は右腕滝瀬、中軸の村田らを軸に、大きなコンバートで底上げが進んだ。富士見は左腕川口、4番谷口と投打の柱を確立した。左腕大岩根、3番早川を要する市川越もバランスがいい。
所沢北は羽田、原の両右腕を中心に堅実な野球が光る。川越工は速球派の右腕根岸が大黒柱。昨春県4強の川越東と坂戸西は地力を備える。武蔵越生、所沢商、狭山ヶ丘も侮れない好チームだ。
◇南部地区
(出場44校、代表11校=9~15日・県営大宮ほか)
浦和実、朝霞、埼玉栄、大宮東などのシード校が優位に立ちそうだ。
昨秋の県大会4強の浦和実は右の鈴木、左の早川の両2年生が頼もしい。同8強の朝霞は左腕小峰を中心に投打のバランスが良く、投手陣が豊富な埼玉栄は守りからリズムをつくる。大宮東は左右の二枚看板と今川、高山の3、4番が強力だ。
42年ぶりに同8強に進んだ慶応志木は、接戦に強く波に乗ると怖い。市川口、立教新座、大宮西も実力を秘める。武南、打力のある南稜はノーシードながら侮れない。
◇北部地区
(出場36校、代表9校=12~18日・熊谷公園ほか)
総合力で本庄一と上尾が一歩リード。それ以外は実力が接近し激戦だ。
本庄一は左腕設楽、右横手の高沢、右腕萩原の継投で逃げ切る。打線は4番岡野が軸。上尾は故障のエース伊藤に変わり左腕三宅が成長。佐藤、新井の1、2番は選球眼がよく出塁率が高い。
昨秋県大会16強の正智深谷は打線が活発で、同じく16強の本庄は攻守に堅実。粘り強い桶川、北本、滑川総合の前評判も高い。ノーシードでは金子章が投打を引っ張る松山、左腕田沼が急成長した成徳大深谷が面白い。
(埼玉新聞)
以下のサイトで全地区の組み合わせをご覧になれます。試合結果も掲載していきます。
PC版:http://saitamabb.web.fc2.com/game4.html
ケータイ版:http://ip.tosp.co.jp/i.asp?i=spring058