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“一戦必勝” 森ウラガク(3)重み違う関東2連覇

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【写真】関東大会2連覇を飾り、ウイニングボールを手に笑顔を見せる森監督(中央)と捕手林崎(左から2人目)ら浦和学院ナイン=2011年11月4日、山梨県小瀬スポーツ公園野球場(埼玉新聞)

 山梨開催となった関東大会1回戦は、東海大相模(神奈川)に決まった。実に3年連続の対戦だ。

 前々回は準々決勝でコールド負け。前回は決勝でサヨナラ勝ちした。森監督は「何となく当たる気がしていた」と苦笑いし、「簡単に神様は勝たせてくれない。試練を与えるな」と続けた。「初戦が勝負だ」ということを全員が分かっていた。

 試合は予想通り接戦で進んだ。1-0で迎えた四回、一つのプレーが選手たちの闘争心に火をつけた。無死一、二塁から投ゴロで二塁へベースカバーに入った遊撃手竹村が一塁走者の守備妨害とも取れる悪質プレー(記録は失策)で負傷。同点に追い付かれた。

 治療が終わり、グラウンドに再び姿を現した選手たちの目つきが、明らかに変わった。「こんな形で負けてたまるか」とチーム一丸。逆転のピンチを防ぐと、直後の五回に笹川の犠飛で勝ち越し、六回にも木暮の二塁打で突き放した。先発山口も堂々の投球で3-1で競り勝った。

 チームは一戦ごとに、たくましくなった。準々決勝の甲府工(山梨)戦では3-0の五回に1点を返され、さらに2死一、三塁のピンチで、先発山口は2ボールとカウントを悪くした。ここで森監督は左腕渡邊へスイッチ。緊迫の場面で渡邊はしっかりと火消し役を全う。これで流れを引き戻すと、六回には打者10人で5得点。コールド勝ちで2年連続の選抜大会出場を当確させた。

 11-7で快勝した準決勝の高崎健康福祉大高崎(群馬)戦は、打線が順応性を発揮。夏の甲子園で登板した好左腕を対策通りに攻略した。作新学院(栃木)との決勝は、打で林崎が4安打3打点と活躍し、伊藤、渡邊、山口の1年生リレーで5-0と完封。今大会の強さを象徴するような理想的な形で締めくくった。

 計4投手が登板し、打線も日替わりヒーローが誕生した。前回大会は一人で投げ抜いた佐藤は「去年は勢い。今年は実力で勝てた部分が大きい」とうなずき、森監督も「目立った選手はいないが、力をコツコツと集結させてくれた」と全員主役の連覇を強調した。

 過去2度の優勝と比べ重みが違った。三浦(元埼玉西武)石井(巨人)らを擁した1995年と2010年はともに埼玉開催。県外で初の関東制覇は、価値あるものとなった。

(埼玉新聞)

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