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<浦和学院だより>「本番意識し仕上げる」 きょうから静岡合宿

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【写真】懸垂に取り組む浦和学院ナイン=22日午後、同校グラウンド(埼玉新聞)

 チームは23日から4日間、静岡合宿を行い、より実戦的な練習に入る。前日の22日、午後2時から同校グラウンドでシートノックやフリー打撃、投手陣はピッチングなど、約5時間の練習を行った。

 2日連続で取り組んだ走者付きノックでは、前日に目立っていたイージーミスはだいぶ減少した。走者が複数いるときの外野手のカバー位置やバント処理の瞬間の声掛けなど、細かい部分を今後の実戦練習の中で、突き詰めていくようだ。

 マシンを使ったフリー打撃では、木製のバットを森監督の指示で指2本分短く持ち、快音を響かせていた。

 合宿に向け、森監督は「しっかり本番を意識して、仕上げていかなければならない」と話し、捕手の林崎も「各場面で、一人一人が自分のプレーを発揮できるかが大事になる」と気持ちを入れ直した。

◇チームづくり本格化

 冬の猛練習で培った力を、解き放つときが近づいている。

 選抜大会開幕まで1カ月を切り、いよいよ本格的な実戦モードに突入する。23日から4日間行われる静岡合宿では、紅白戦も実施される予定で、森監督は「プロ野球で言えば、キャンプイン。チームの仕上がり、特に投手の状況を知りたい」と戦力を見極める。

 今年は気温が低い日が続いた影響で、例年に比べ実戦形式への移行が遅れている。毎年、この時期には紅白戦を数試合こなしているが、今年はまだ一度も行っていない。走者付きノックではミスが多く、取れるアウトを取り切れなかった場面もあった。

 この冬は、多い日で2千スイングをノルマとするなど、徹底的な個人の能力アップに励んできたことで、ベースの部分が強く、太くなったことは間違いない。ただ甲子園で、結果を出せるか否かは、今後の成熟度にかかっている。主将の明石は「もう一度、追い込んでやるための第一歩。冬の成果を試す場」と合宿へ意気込みを示した。

(埼玉新聞)

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