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センバツ浦和学院 俺に任せろ(2)明石一塁手、緑川二塁手

◇先頭立つ頼れる主将 明石飛真一塁手

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【写真】主将として、チームの先頭に立つ明石飛真(埼玉新聞)

 「変に意識せず普段通りやりたい」。2度目の“春”とあり、明石はいい具合に肩の力が抜けている。

 部員48人を束ねる頼れる主将だ。試合中、チームの危機を察知すると、森監督がタイムをかける前にマウンドにナインを集める。昨秋、伝令が伝えられたのは明治神宮大会での愛工大名電(愛知)戦だけ。

 1年秋からメンバー入りし、昨年の選抜でも背番号18でベンチ入り。だが、夏の埼玉大会では20人に選ばれず、悔しさを味わった。失意の中、メンバー落ちした日に森監督に呼ばれ、「新チームの主将はおまえに任せる」との言葉をもらい、自身を奮い立たせてきた。

 打線でも5番か6番を担う強打の中心。オフシーズンで下半身がどっしりし力まなくても鋭い打球が飛ぶようになった。打率4割を超える佐藤、笹川の3、4番が勝負を避けられる場面も想定され、成果に期待だ。「浦和学院の歴史を変える」。プレーでも先頭に立ちこの言葉を体現してみせる。

◇堅守生む不断の努力 緑川皐太朗二塁手

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【写真】俊敏な動きで、鉄壁の守備を誇る緑川皐太朗(埼玉新聞)

 練習はもちろん、それ以外でも努力を怠らず緑川は定位置の座をつかんだ。

 通い生が食事を取る練習後の食堂。一番におかわりし、愛嬌たっぷりに丼にライスを山のように盛り付け、夜食だけで1キロ以上は平らげる。以前は時間内に食べきれないことも多く、「練習より食事の方がきつかった」と苦笑い。太りにくい体質は相変わらずだが、55キロだった体重は2年間で61・5キロに増えた。

 昨秋、二塁手で公式戦デビューを果たすと、全12試合にスタメン出場し無失策。「なるべく正面に入って捕りやすい形で捕るイメージ」。当たり前のことを当たり前に。これこそが堅守を生み出す秘訣にほかならない。

 打撃でも9番打者としての自覚は十分だ。50メートル6秒0の俊足を生かそうと、バットを短く持ち三遊間に流し打つ練習を徹底。「自分の結果よりもチームのために」。幼い頃から思い描く夢舞台でも、“いぶし銀”ぶりを遺憾なく発揮する。

(埼玉新聞)

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