第84回選抜高校野球大会に出場している浦和学院の選手たちは、2回戦の勝利から一夜明けた28日、兵庫県伊丹市の宿舎付近を散歩した後、次の準々決勝の大阪桐蔭(大阪)戦に向けて練習した。
選手たちは、普段より約1時間遅い午前7時から宿舎周辺を散歩し体操で体をほぐした後、午前11時からは同県西宮市の鳴尾浜球場で守備やバッティング練習を行った。
2回戦で決勝打を放った山根佑太外野手は「次も打てるよう頑張ります」とにっこり。完封した佐藤拓也投手は「コースに切れのいい球を投げて次も完封できるよう頑張る」と語った。
2回戦で三重(三重)の三浦浩太郎投手から2四死球を得た4番の笹川晃平外野手は「次は(ヒットを)打って貢献したい」と表情を引き締めたが、隣で聞いていた森士(おさむ)監督から「(山根外野手の決勝打につながった八回の)あのデッドボールは貢献してたぞ」と声をかけられていた。
浦和学院は30日に大阪桐蔭と対戦する。森監督は「甲子園で試合ができる喜びに感謝しています。ここからが正念場です」と話した。
(毎日新聞埼玉版)