◇今成と若竹でトレード=日本ハムと阪神が発表
日本ハムの今成亮太捕手(24)と阪神の若竹竜士投手(24)との交換トレードが成立し、両球団から28日発表された。阪神は藤井彰がけがで戦列を離れ、城島も故障の影響で一塁を守るなど、捕手が手薄だった。
今成は埼玉・浦和学院高から2006年に日本ハム入り。通算32試合に出場し、打率2割3分7厘、2打点。若竹は兵庫・育英高から06年に阪神入団。通算8試合で0勝1敗、防御率7.16。
(時事通信)
◇阪神・若竹と日ハム・今成のトレードが成立
阪神・若竹竜二投手と、日本ハム・今成亮太捕手の交換トレードが成立し、28日、両球団から発表された。
捕手に故障者が相次ぎ、補強が急務だった阪神と、投手力強化が課題だった日本ハムの思惑が合致した。
若竹は阪神球団を通じて「阪神タイガースでは多くの活躍はできませんでしたが、チームメート、監督、コーチの皆さん、チーム関係者の皆さん、そして何より温かい声援をいただいたファンの皆さまにこころから感謝しています。今後は心機一転、北海道日本ハムファイターズのユニホームを着て、チームの勝利、優勝に貢献できるように頑張りたいと思います」とコメントした。
また、阪神に移籍する今成は日本ハム球団を通じて、「7年間、お世話になりました。1軍に定着してもっと勝利に貢献したかったという思いはありますが、北海道や鎌ケ谷をはじめ全国各地で大きな声援を送っていただいたことに感謝いたします。タイガースで活躍することが恩返しになると思いますので、これからも温かく見守ってください。本当にありがとうございました」とコメントした。
若竹はプロ7年目。1軍の通算成績は0勝1敗0セーブで防御率は7・16。今成もプロ7年目で1軍での打撃成績は打率・237、本塁打0、打点2。
(デイリースポーツ)
◇阪神 交換トレードで「打って走れる捕手」今成獲得
阪神・若竹竜士投手(24)と日本ハム・今成亮太捕手(24)の交換トレードが成立したことが28日、両球団から発表された。阪神は正捕手の藤井彰が左頬の骨折で戦線離脱し、捕手が手薄となったことでトレードを画策。投手陣強化を目指していた日本ハムとの思惑が一致した。
阪神の高野栄一球団本部長は「捕手の数が少なく、藤井彰は復帰が近づいているが、選択肢として1軍でも捕手3人制の環境を整えた」と説明。和田監督は「捕手は補強ポイントだった。今成は打って走れる捕手」と話した。両選手とも7年目で、ともに今季は1軍での出場がなかった。近日中にチームに合流する。
(スポニチ)
◇トレードで今成獲得 親子虎で恩返し
阪神が捕手補強を敢行した。28日に若竹竜士投手(24)と日本ハム今成亮太捕手(24)の交換トレードが成立したことを発表した。主戦のベテラン藤井彰が死球により、戦線離脱してリハビリ中。若手の原口も腰痛で実戦出場できない。捕手の絶対数が少ない状況で、不安材料になっていた。開幕から捕手2人制を採用していたが、今回の補強により、3人制にする可能性がある。高野栄一球団本部長は「監督も制約のある中でやってもらっている。捕手3人ですぐにできるように環境を整えなければならない。(今成は)守備、打撃、足も魅力的な選手だ」と話した。
プロ7年目の今成は1軍の公式戦32試合に出場。打撃面で評価が高い。日本ハムスカウトの父泰章氏はかつて阪神にもスカウトで在籍。和田監督の入団時に担当スカウトの1人として交渉にあたった過去がある。「和田監督は若い頃から真面目で、勉強家だったし、ツメのアカでも煎じて、飲んで、前進してほしい」と今回のトレードに心境を語った。親子2代でタイガースと縁があった。
今後の予定は未定だが、早期合流を目指して、日程を調整している。今成は「1軍に定着して、もっと勝利に貢献したかった。タイガースで活躍することが恩返しになると思いますので、これからも温かく見守って下さい」と意気込んだ。
(日刊スポーツ)