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日本通運・福田清将(25期生)、人生初サヨナラ打 日本選手権

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【写真左】延長10回2死、満塁、福田(中央)は右越えサヨナラ打を放ちナインに迎えられる(スポニチ)
【写真右】十回裏日本通運2死満塁、福田(左)が右越えにサヨナラ打を放ちチームメートと喜び合う(毎日新聞)

 日本通運は途中出場の4年目・福田が野球人生初のサヨナラ打でチームを3大会連続の初戦突破に導いた。

 3-3の延長10回2死満塁から右越え打。1点を追う9回にも無死三塁から同点打を放ったラッキーボーイは「みんなにヒーローにしてもらった」と顔をくしゃくしゃにして喜んだ。浦和学院時代の04年には主将としてチームを甲子園に導いた男は「きょうみたいな接戦をものにしていきたい」と力を込めた。

(スポニチ)

◇サヨナラ打の日通・福田「俺の日だ」

 打球は勢いを失わず、右翼手の頭上を越えていった。十回にサヨナラ打を放った日本通運の福田。途中出場ながら2安打2打点の活躍に、「俺の日だ」と興奮を隠せなかった。

 2死から打線がつながった。安打と2四死球で満塁の好機。追い込まれたが「初球から振りにいけたし、外野の守備位置も確認できていた」といたって冷静だった。真ん中に来た球を逃さず、確実に捉えた。

 伯和ビクトリーズの2番手・駒谷は右横手投げ。左打者の方が有利と六回から出場した。その起用に応えたのが1点を追う九回。無死三塁の好機で打席に入ると初球はセーフティースクイズ。ファウルとなって気落ちしたかと思いきや「ファウルでも問題ないサインだったので、すぐに切り替えられた」。2球目を迷いなく振ると、前進守備の二塁手の横を抜ける同点中前適時打になった。

 日本選手権の関東地区予選。NTT東日本との1回戦では九回に追い付き、タイブレークとなった延長十二回にサヨナラ勝ち。富士重工業との代表決定戦でも2点リードを許しながら七回に3点を奪って逆転勝ち。選手は粘り強さを身に着けていた。

 「予選からこういう試合ばかり。簡単には勝たせてくれないがそれも宿命」と藪監督。勢いは本大会でも続いていた。

(毎日新聞)

■第38回日本選手権1回戦(11月6日・京セラドーム大阪)

伯和ビクトリーズ
0110000010 =3
0010100011x=4
日本通運

【伯】藤原、駒谷、谷川-上田、宮田
【日】野村、菅井-小澤

▽三塁打 今村(日)
▽二塁打 小甲、澤村(日)

D 今 村4-4-0
⑨  関 3-1-0
H9福 田3-2-2
④ 大 槻3-1-0
⑧ 小 甲5-1-0
⑦  榎 4-1-0
⑥ 澤 村3-1-2
③ 金 子4-0-0
② 小 澤5-2-0
⑤ 遠 藤3-0-0
H 松本歩0-0-0

(打数-安打-打点)

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