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 第85回記念選抜高校野球大会(毎日新聞社など主催)に出場する浦和学院には、4人の女子マネジャーがいる。「気持ちよく練習できるように」と、バットなどの道具磨きや掃除、ユニホームの整理といった仕事を一手に引き受け、選手たちを裏方から支えている。

 その一人、小泉由梨恵さん(2年)は、マネジャーに必要なのは「気遣い、臨機応変な対応、笑顔」と話す。

 平日は授業が終わる午後4時から6時、休日は午前8時から午後6時まで一日中仕事をこなす。「教えてもらうのではなく自分から気付かないと。後輩たちにも そう伝えています」。だが、選手たちからお礼を言われたり、試合に勝ったりした時は、そんな苦労も吹っ飛ぶ。「毎日怒られてもひるまず、何が悪かったのか を考えて次に生かそうとする姿勢やあきらめないことを選手たちから日々学んでいる」とも。

 大会を前に「3年連続出場のプレッシャーはあると思うけど、自分たちのプレーをしてほしい」と力を込めた。

 真鍋美香さん(2年)は、練習試合や公式戦の打率など選手一人一人の成績を出す集計係。以前は集計結果を監督に手渡すだけだったが、最近はグラウンドが見 渡せるプレハブ部屋の入り口に貼り出すようにした。「仲間の成績を見て、互いに刺激を受けてほしい」との思いからだ。チームにはベスト8入りを逃した昨夏 の甲子園経験者が多い。「負けた悔しさをバネに躍動してほしい」と期待する。

 〓川(かじかわ)彩さん(1年)がマネジャーを志したの は、陸上部だった中学2年の時のけががきっかけだった。走れない時期にハードルの準備やタイム測定など、他の選手の練習を手伝った際、「『ありがとう』と 言われるとうれしくて、支える仕事をしたいなと思った」と振り返る。甲子園では「どんな苦しい状況でもあきらめず一つ一つ勝ってほしい」。

 吉岡夏希さん(1年)は、高校球児だった兄(20)の影響で野球好きになった。兄が打てずに苦しんでいる姿、家で一人黙々と素振りに励む姿を見て、選手を支えたいと思ったという。開幕を間近に控え、「全員野球で一戦一戦大事に勝っていってほしい」とエールを送る。

(毎日新聞埼玉版)

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