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<浦和学院だより>基本動作を確認 ティー打撃で汗 マネジャー宮治さん「日本一長く校歌を」

【写真】仕事をこなす女子マネジャーの宮治希実さん=12日午前、浦和学院高校グラウンド

 浦和学院は12日、同校で午前9時から4時間練習を実施した。練習は学年ごとに分かれ、2年生が雨天練習場で捕球、送球などの基本動作を確認した後、ティー打撃で汗を流した。1年生はグラウンドで走り込みなどの体力強化に励んだ。

 また、投手陣の一部は、ブルペンでの投球練習、坂道ダッシュ、肩周りの筋力強化を目的とするトレーニングをこなした。

 この日は17歳の誕生日で、今年になってから初めて捕手を座らせて投げ込んだ2番手で3番打者の金田は「スリークオーター(投げ)で上手く力を出していきたい」と感触を確かめた。

2年生マネジャー・宮治さん「日本一長く校歌を」

 7年ぶりの選抜大会出場を決めたのは監督、選手だけではなく、日頃から支える人の力も大きい。2年生で唯一のマネジャーである宮治希実さん(17)もその一人だ。

 父親の影響で幼い頃から野球好き。2018年夏の第100回全国高校野球選手権に出場した浦和学院の試合を甲子園で観戦し、「同じ埼玉に素晴らしい人たちがいるなんて」と感銘を受け、同校への入学を決めた。

 マネジャーの仕事は身の回りの掃除や試合のデータ整理に加え、土日は練習の球出しなど多岐にわたる。「一人でもいいから私の力で影響を与えることができたらうれしい」と森監督に提案し、見学に訪れた人たちへ感謝の言葉をつづったメッセージカードや来客者に提供するドリンクのメニュー表をお手製にするなど、親しみを込める。「選手のためにもスポーツの魅力を届けたい」という思いから将来の夢はスポーツ記者だ。

 昨夏に続いて2度目のアルプス席でナインを見守る。「一番近くで見てきた選手たちは努力家。日本一、長く校歌を歌ってほしい」と願った。

(埼玉新聞)

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