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浦和学院、強力2本柱 昨夏甲子園経験さらに進化

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【写真】対戦が決まった両校の主将=15日午前、大阪市北区(朝日新聞埼玉版)

 昨春センバツで8強入りした浦和学院(埼玉)が、強力な投手陣を軸に上位進出を目指す。

 ともに昨夏に甲子園のマウンドを経験した小島(2年)と山口(3年)は順調な仕上がりを見せ、森士(おさむ)監督は「冬を越えて成長してきた。2人を中心に戦う」と話した。山根主将(3年)は「3日目は集中力が続いた状態で行けると思います」と21世紀枠で出場する土佐(高知)戦に目を向けた。

◇土佐、全力疾走再び 会場で浦学対策の情報収集

 浦和学院との対戦が決まると、土佐(高知)の織田主将(3年)は高知の和田恋主将と会話をかわした。

 高知は昨秋の明治神宮大会1回戦で浦和学院と対戦しており、さっそくアドバイスを求めた。「左投手で、チェンジアップがいいと聞きました。ウチは左が苦手なので、どうしていくか…」。春夏を通じて20年ぶりの甲子園。イニング間も常に全力で走る姿はファンの間では語り草。伝統の「全力疾走」を間もなく披露する。

(スポニチ)

◇浦和学院、関東王者悲願V狙う

 浦和学院は第3日の第3試合で土佐との対戦が決まった。森監督は、「歴史のある伝統校と聖地で戦えるのは楽しみ。生徒に文武両道、一生懸命、といってきましたが、見本となってきたチームと対戦できる」と喜んだ。昨秋の関東大会で3連覇を達成して、3年連続出場の関東の雄は、「全力疾走」がモットーの模範校との対戦を手始めに、優勝という高い目標に向かう。

(サンスポ)

◇浦和学院、初戦は土佐

 県勢2校の初戦の相手は、ともに甲子園の歴史に名を刻んできた古豪に決まった。22日開幕の第85回記念選抜高校野球大会(日本高野連、毎日新聞社主催、朝日新聞社後援)の組み合わせ抽選会で、浦和学院は大会3日目(24日)に土佐(高知・21世紀枠)、花咲徳栄は同6日目(27日)に県岐阜商(岐阜)と、いずれも第3試合で対戦することが決まった。

 抽選会は午前9時に始まった。浦和学院の山根佑太主将は相手が決まると、表情を変えずにゆっくりとうなずいた。「早く戦いたい気持ちが出てきた」

 21世紀枠の土佐は20年ぶりの出場。1947年創部で「全力疾走」がモットーの伝統校だ。森士(おさむ)監督は小学生時代の1975年夏の甲子園大会で、後に進学する上尾との対戦を覚えているといい、「高校野球のお手本のようなチーム。目指すものは同じ。縁を感じます」。山根主将も「圧倒されないように戦います」と気を引き締めていた。

 花咲徳栄は、3季連続優勝を目指す大阪桐蔭(大阪)など強敵がそろうブロックに入った。県岐阜商は18年ぶりの出場で、春夏通算で4度の全国制覇に輝いた強豪。根建(ねだち)洸太主将は「日本一になるつもりで来た。全員で好機に一気にたたみかけ、圧倒的に勝つくらいの気持ちでやりたい」。岩井隆監督は「冬を越えて力をつけてきた投手もいる。実戦感覚を早く取り戻し、自分たちに出来ることをさせたい」と落ち着いた表情で語った。

 県勢は68年の選抜大会で大宮工が全国制覇して以来、春夏とも優勝はない。今大会は昨秋の関東大会で決勝を戦った両校の出場とあって、期待が高まる。

 浦和学院は4日から沖縄へ遠征し、練習試合などで調整を進めてきた。「投手や守備は悪くない仕上がり。今後はコンディションを整えていきたい」と森監督。決戦の日に向け、万全の準備を期している。

《浦和学院・山根佑太主将》 大会3日目で緊張もとれ気のゆるみもない良い日程。投手に頼らずどれだけ点を取れるかが鍵。守備は実戦に近い練習を繰り返してきた。3年連続出場に恥じない戦いをしたい。

《浦和学院・森士監督》 相手は全力疾走がモットーの高校野球の手本のようなチーム。少ない得点を争う接戦になるだろう。投手陣は小島に加え、本来の投球を取り戻してきた山口に期待している。

(朝日新聞埼玉版)

◇土佐は浦和学院「ワクワク」

 抽選会場で土佐の織田真史主将(3年)と高知の和田恋主将(同)は隣同士で座り、ときおり談笑しながら抽選の開始を待った。

 先にくじを引いたのは土佐。織田主将はマイクに向かい、大きな声で「土佐高校、15番です」。「バタバタしそうなので大会初日だけは引きたくなかった」とホッとしながら席に戻った後、対戦相手が浦和学院だと知った。

 「強いところと当たったなと思った。でもチームの団結力も高まっているし、ワクワクしています」と笑顔。西内一人監督は「自分たちの力を全部出し切ることが大事。そこで全力疾走が生きてくる」。

《土佐・西内一人監督》 相手は強豪校だが、無駄な点を与えず、少ない好機をものにして、土佐らしい粘り強い戦いをしたい。今まで出られなかったOBの思いや期待に応えられるように頑張りたい。

《土佐・織田真史主将》 実力は向こうのほうが上だが、意識せずにしっかりと全力疾走して、出せる力を全て出し切って食らいついていく。バントでつなぐなど、できることを確実にやっていきたい。

(朝日新聞高知版)

◇初戦へ意気込み新た 対戦校決まる

 両校は1968年に優勝した大宮工以来、県勢2度目の栄冠を目指す。抽選後、浦和学院の山根佑太主将(3年)は「大事な初戦に勝って勢いをつけたい」、花咲徳栄の根建洸太主将(同)は「徳栄野球で圧倒的に勝ちたい」と意気込んだ。

 浦和学院は、練習試合を含め土佐とは初顔合わせ。森士監督は「(土佐は)高校野球の見本のようなプレーをする古豪。試合までは攻撃を課題に練習に取り組む」と話した。

 37年ぶりの甲子園での勝利を狙う土佐の西内一人(かずひと)監督は「浦和学院はむちゃくちゃ強い。継投で最少失点で乗り切りたい」と話し、織田真史主将は「相手は打つチームだが、接戦で競り勝ちたい」と意気込んだ。

(東京新聞埼玉版抜粋)

◇全力プレーで勝機 浦和学院・森士監督

 全力プレーだからこそ生まれる勝機もあり、どのくらい力が出せるのか楽しみだ。対戦相手の土佐は集中力の高いチームという印象で、ロースコアになるだろう。古豪の意地を胸に戦いたい。

◇挑戦者の気持ちで 浦和学院・山根佑太主将

 「いよいよ戦いの時が来たんだ」と神経が高ぶってきている。初戦の相手は伝統校。挑戦者の気持ちで戦いたい。3季連続出場に恥じないよう、粘り強い打線で、まずは初戦突破を狙う。

◇全力疾走が伝統 土佐

 1920年創立の中高一貫の私立校。野球部は47年創部で、21世紀枠で20年ぶり7回目のセンバツ。夏は4回出場。春夏それぞれ準優勝1回。純白のユニホームと「全力疾走」の伝統で知られる。俊足強打の森下貴裕選手、長打力のある織田真史主将らを中心に効率的な攻めを展開し、攻守にまとまりがある。OBに元プロ野球巨人の大橋勲さんら。「右文尚武(文武両道)」をモットーとし、高知県を代表する進学校でもある。

(毎日新聞埼玉版抜粋)

◇堅守に打撃も力 土佐

 エースの宅間健翔は、昨秋の高知大会全試合に先発し、四国大会出場に貢献。冬場の練習で直球のキレが増した。高橋潮生、畠山稔大の両右腕はそれぞれ横手、下手とタイプが異なり、打者の目先を変えられる。

 堅守を伝統とするが、今年は「積極的な打撃で点をもぎ取る」(西内一人監督)と打撃に力を入れる。昨秋も高打率を残した南武志と、体格のいい久保田周が中核を担う。主将の織田真史も一発がある。

(読売新聞埼玉版抜粋)

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