「決勝戦だけは、夏らしい夏日」の戦い。久しぶりに夏の日差しが戻ってきた。天気と同様に湿っていた浦学打線も、今日は爆発。定員2万2千人を超える満員スタンドも得点が入るたびに、歓喜の渦に包まれた。「選抜優勝のチームを間近で見よう!!」と、訪れた高校野球ファンの方々には、見応えのあったゲームとなったであろう。
前日までの試合とは違い、全員安打で大勝の決勝戦となると、素人広報としては「広報の視点」が定まらない。このまま悩んでいると、明日を迎えてしまう。記事は、プロのマスコミに任そう。本校のホームページは、毎日3千~5千のアクセス件数をいただく。ならば、学校がお伝えさせていただくコメントは「感謝」。その一言に尽きる。選抜大会優勝から一回りも二回りも大きくなった選手たち、それを支えて下さっているのは、一回りも二回りも多くなった「浦学ファン=浦学ふぁみり~」の他ならない。
このように、多くの方々に支えていただき思う存分に野球ができ、「甲子園」という聖地に立たせていただき、全国の頂点を目指せることに心から感謝申し上げます。記事でお伝えするよりも、野球部選手をはじめ、頑張った多くの生徒の笑顔をお伝えしたい。
試合前、チームの結束。どんな状況にもぶれない信念は、毎日の練習から培われる。2回の先制点は、8番小島投手(鴻巣市立赤見台中学校出身)、9番津田二塁手(和歌山県出身)の連続タイムリー。
追加点が欲しい3回表、4番高田三塁手(朝霞市立第三中学校出身)が右前へ逆らわずにヒットで突破口を拓く、6番斎藤右翼手(入間市立藤沢中学校出身)のレフト前安打で高田が生還。
浦学サンバのリズムで、楽器を一時パフォーマンスするチューバ担当篠原一馬君(3年越谷市立平方中学校出身)。浦学スタンドには、多くの野球少年が声援に駆けつけてくれる。今日も10チーム以上が応援して下さった。
大塚英男高野連会長から優勝旗を受けとる山根主将(広島県出身)。この優勝旗は、浦学に12回目の帰宅をする。甲子園でも、校旗を靡かせ、校歌を轟かせることができれば、春夏連覇の夢は膨らむ。
優勝の瞬間、生徒たちはマウンドに集まり「大喜び」するような仕草はまったくなかった。カメラマンとしては、一つの絵を失った感じがした。しかし、「この子たちの頂点はここではない」という思いが痛いほど伝わってきた。
大会期間中は、浦和学院高等学校の応援に駆けつけて下さり、大きな声で声援いただき、生徒を励ましていただき、ありがとうございました。心から御礼申し上げます。
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25.7.28 対 川越東.pdf
(浦和学院高校公式ホームページより)