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浦学圧勝、史上初4季連続甲子園 不安と恐怖乗り越えて

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【写真】2連覇を達成し校歌を歌う浦和学院ナイン=28日、県営大宮(埼玉新聞)

 第95回全国高校野球選手権記念埼玉大会は28日、県営大宮球場で決勝が行われ、選抜大会優勝のAシード浦和学院がCシード川越東を16-1で退け、2年連続12度目の栄冠を獲得するとともに史上初の4季連続の甲子園出場を決めた。16得点は決勝での大会最多得点。浦和学院は一回に小島、津田の連打で2点を先制すると、三回には打者10人で一挙6得点。六回に2点、八回にも6点を追加した。エース小島は9安打1失点で完投。浦和学院は全国選手権(8月8~22日・甲子園)で、埼玉県勢初の優勝に大きな期待が懸かる。

◇不安と恐怖乗り越えて

 「夏、必ずこの場所に戻ってきます」

 4月3日、選抜大会決勝後の勝利主将インタビューで、山根が宣言してから116日。浦和学院が約束の地・甲子園への切符をつかみ取った。

 史上初の4季連続甲子園、選抜大会から公式戦21連勝と肩書は華々しいが、これらの快挙に至るまでの道のりは曲がりくねったものだった。

 「今は不安と恐怖の絶頂にいるだろうね」

 7月7日、浦和学院グラウンド。千葉経大付との練習試合後、ダッシュする選手を見ながら森監督がこう漏らしていた。大会前の最終戦にもかかわらず、主力が出場した試合は一回に2失策から自滅すると、いいところなく3-7で敗戦。初戦となる志木との2回戦があと5日に迫っていた。

 選抜大会から県と関東を制したが、その後の練習試合では勝てなくなった。プロ注目の桐光学園(神奈川)のドクターK・左腕松井に1安打完封を喫するなど、強豪に完膚なきまでに打ちのめされたことも多々あった。

 公式戦を勝ち続けたことで、心のどこかに隙が生まれた。経験したことのないプレッシャーにも押しつぶされるかのように、一歩目が出ない。初球から手が出せない。スタートが切れない。一向に戦いにいく状態になれず、「どうせ負けにいくだけだ。(大会に)出るのをやめろ」と森監督に見捨てられかけた。

 いざ大会が始まってもなかなか全てを背負って戦う覚悟は決まらなかった。だがこのまま沈んでいくほど柔な選手たちではない。4回戦の春日部戦あたりから一球に対する集中力、勝つんだという魂、選手たちの顔つきが変わった。山根は「最初は不安だったけど、1試合やるごとにチームがまとまり、強くなっていった」と実感を込める。

 浦和学院ナインは優勝の瞬間、誰も白い歯を見せず淡々と整列した。実は、試合前に何げなくそういう話になり、全員で優勝しても喜ばないと決めたという。「うれしいですけど、ここで喜んでいてもダメ」(山根)

 その代わりに、「甲子園で優勝した時に、思いっきり喜ぼうと思ってます」(山根)。

 最高の笑顔。それは、ウラガク物語第二章完結の瞬間まで取っておく。

◇最後にかみ合った王者の歯車

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【写真】3回表浦和学院2死二塁、竹村が左前適時打を放つ。捕手長野(埼玉新聞)

 18安打17得点で済美(愛媛)を粉砕した選抜大会決勝のリプレーを見ているかのようだった。

 浦和学院が先発全員安打、2度の打者一巡を含む、18安打16得点の猛攻で決勝最多得点のおまけつき。初の決勝に進んできた川越東を全く寄せ付けず、史上初の4季連続の甲子園出場を決めた。森監督は「何とか切符を取れたので、ここからが本番」と冷静に切り出したが「ほっとしたというよりも、喜びの方が強い」と本音ものぞかせた。

 投手攻略のお手本のように、中堅から逆方向への打撃がさえ渡った。

 二回、木暮の中前打を皮切りに1死二、三塁をつくると、小島の左前打で先制。続く津田がスクイズを失敗したものの、失敗直後の3球目を右前に運び2点目を挙げた。三回にも無死満塁から斎藤が左前へ2点適時打で追加点。さらに竹村の左前、服部の右前打など、ここまでの安打のほとんどが直球、変化球を引き付け、反対方向へ流し打ったものだ。

 この回に計6点を加えると六回は2点、八回には打者11人を送り込み、4安打で6点を奪った。

 3安打のうち2本が右前打の2番服部は「チームバッティングをしようと。右方向に打てば進塁することができる」と力を込め、森監督は「(相手の)各投手において、逆方向に捉える打撃が徹底できていた」とうなずいた。

 連投となったエース小島は、調子が悪いながらも最終回にこの日最速の137キロを記録するなど、気迫みなぎる投球。大量援護にも助けられ、9安打1失点と役割を果たした。

 選抜大会後も県、関東を制覇。計り知れないプレッシャーと戦いながらも、一戦ずつ勝ち上がり最後に投打の歯車が「カチッ」と合わさった。

 埼玉に初めて深紅の大優勝旗を―。チーム、県民の思いはただ一つだ。「春に勝つイメージを経験できた。夏の陣でもう一度、チャレンジしたいと、希望に燃えている」と森監督。主将の山根も「必ず埼玉に優勝旗を持って帰ってきます」と、満員の観衆の前で高らかに宣言した。

◇獅子奮迅、底知れぬ力 2年生エース小島

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【写真】2連覇達成の原動力となった浦和学院の2年生エース小島(埼玉新聞)

 埼玉に深紅の大優勝旗をもたらす左腕―。

 期待を胸に駆け付けた大観衆の眼前で、浦和学院の2年生エース小島が1失点完投、3安打3打点と投打にわたって獅子奮迅の活躍を見せた。

 普段はほとんど打撃練習を行わない小島。二回1死二、三塁から「真っすぐだけを張っていた」と3球目の外角直球を左前に流し打ち。類いまれなセンスが光る先制打でチームを勢いづけた。

 八回にも無死二、三塁から「肩口のカーブを捉えられた」と右越えの2点二塁打。「常に接戦を意識した」と勝利に徹する姿勢を強調した。

 本職の投球では「後半にいくにつれてバテてしまった」と選抜大会準決勝、決勝以来となる連投で疲労の色が濃かった。毎回走者を出しながらも「持っているものを全部出した」と、鋭い直球を軸に要所を締めた。

 埼玉平成との準々決勝では夏の大会史上3人目の完全試合を達成するなど、底知れぬ可能性を感じさせる。打倒浦和学院に燃えた各校との戦いを通し「技術より気持ちが結果を左右する」と精神面の重要性も学んだ。

 1年生だった昨夏の甲子園では天理との3回戦に登板し、3回3失点。「去年は自分の力を出せなかった」と胸のつかえが残る夏の聖地。「夏に勝ってこそ恩返しができる」。背番号1が見せる決意の表情に、春夏連覇への期待が膨らんだ。

◇チーム支える不屈の闘志 竹村

 「痛みより、自分のプレーでチームに心配を掛けたくなかった」。打線を引っ張る先頭打者の不屈の思いが、チームを奮い立たせた。

 開始直後の1球目。相手投手のすっぽ抜けた球が、竹村の後頭部にぶつかり、うずくまった。治療で一度ベンチに下がったが、元気にグラウンドに戻り守備に就いた。

 2度目の打席は二回にすぐ回ってきた。「恐怖心はなかった。ボール球を打たないようにした」結果、右翼線に二塁打。続く打席でも左前打を放つなど、3安打2打点と打線を引っ張った。

 負けられない理由があった。一回裏の守備に就く際、ベンチの贄がグラブを手渡し、「切り替えて頑張れ」と声を掛けてくれた。普段は二遊間を組むが、大会中にけがをして試合に出られない仲間。「あいつが治るまで負けられない」。その思いが竹村を支える。

 今大会、4割近い打率を残し、役割をきっちり果たしたリードオフマン。「自分の持ち味の塁に出て盗塁し、チャンスをつくりたい」。チームのため、甲子園でも走り続ける。

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【写真】優勝旗を受け取る浦和学院の山根佑太主将(埼玉新聞)

◇主砲一振り、猛攻の口火

 4番高田が三回の猛攻の口火を切った。先頭の山根が死球で出塁すると、すかさず右前打を放ちチャンスを広げた。一気に打線に火が付き、打者一巡で大量6点を奪った。高田は「引き付けて、いい感じで打てた」と納得のヒットを振り返った。

 選抜大会後、当てにいく打撃を改善。うまく間が取れるようになった。本人は「まだまだ」と言うが、この日も2安打を放ち練習の成果を発揮した。選抜で3本塁打を放ち注目を集めた主砲は、「本塁打は狙わず、しっかりとしたスイングをしたい」と先を見据えた。

◇驚異の7番、本領を発揮

 大舞台に強い男が本領を発揮した。今春の選抜大会決勝で4安打を放った西川が3安打の固め打ち。三回の右前打は大量点の足がかりとなり、その後二塁打2本と脅威の7番は健在だった。「チームの勢いに乗った」と自然体が好結果を生んだ。

 今大会は扇の要としての存在感も示した。内角の直球を有効に使い小島をリード。準々決勝では完全試合を演出した。一方で決勝の九回に3安打を許した場面。「相手が待つ直球を要求してしまった」と反省する姿は責任感の強さの表れだった。

◇1年生津田、攻守で貢献

 負傷欠場の贄の代役として9番二塁手で先発出場の1年生津田が役割を全うした。二回、1死一、三塁でスクイズを外され2死三塁。「ここでアウトになったら流れが切れる」と3球目に食らい付き、右前へ、今大会初となる適時打を放った。

 2012年の選抜大会で大阪桐蔭と接戦を演じた姿に憧れ、浦和学院野球部の門をたたいた。当時から正選手の竹村と二遊間を組み、三回には4-6-3の併殺を完成させた。入学して3カ月。「贄さんを思い全力でプレーした」と汗を拭った。

◇大声援最後まで 願いは「長い夏」

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【写真】2回、先制点に盛り上がる浦和学院スタンド=28日、県営大宮球場(埼玉新聞)

 甲子園出場、春夏全国制覇の挑戦権を懸けた大一番。浦和学院の一塁側スタンドは、選手の家族やマネジャー、応援団員ら大勢の人が駆け付け、熱い声援を送った。

 試合前、小島和哉投手(2年)の母美和子さん(52)は「浦学に入って、甲子園に出て…息子が一つ一つ自分自身の夢をかなえてくれることがうれしい」と目を輝かせた。

 暑さに負けず、試合開始前からスタンドは活気にあふれていた。二回、試合が早くも動く。2点を先制すると応援団はお祭り騒ぎ。女子マネジャーの真鍋美香さん(3年)は冷静に「試合はここから。守備もしっかり守ります」とすぐに気を引き締める。

 津田翔希選手(1年)の父親健さん(42)と兄大樹さん(24)は和歌山県有田市から駆け付けた。1年生ながら二塁手として奮闘する津田選手に声援を送る。大樹さんも高校時代、甲子園を目指していたが夢はかなわなかった。「甲子園がどんなところか教えてほしい」と弟に夢を託す。

 試合は16-1の大勝。スタンドでは部員やマネジャーが抱き合い、喜び合った。西川元気捕手(3年)の父で自身も浦学野球部OBの父母会長の西川孝さん(42)は「再び甲子園の舞台に立つチャンスをもらえた。周りの人の支えがあっての優勝。感謝したい」と引き締まった表情。

 女子マネジャーの小泉由梨恵さん(3年)は「プレッシャーはあると思うけど、浦学野球を全国に見せて優勝を狙ってほしい」と既に甲子園を見据える。真鍋さんは「取りあえずほっとしている。日本で一番長い夏にしたい」と春夏連覇を誓った。

◇ナインひと言

(1)小島和哉投手
「埼玉の代表として甲子園に立てることがうれしい。」

(2)西川元気捕手
「甲子園でも目の前の相手に集中して戦っていきたい。」

(3)木暮騎士一塁手
「目標は夏の日本一。課題を克服して挑みたい。」

(4)贄隼斗二塁手
「仲間に優勝してもらった。甲子園で恩返しをしたい。」

(5)高田涼太三塁手
「甲子園では感動と勇気を与えるプレーをしたい。」

(6)竹村春樹遊撃手
「甲子園では雰囲気にのまれず、力を発揮したい。」

(7)服部将光左翼手
「正直うれしい。チャンスで集中して得点できた。」

(8)山根佑太中堅手
「最終目標の夏の日本一に向けて一戦必勝で戦う。」

(9)久保和輝中堅手
「一戦必勝を実践して目の前のことを全力でやる。」

(10)山口瑠偉投手
「試合を重ねるごとにまとまって戦うことができた。」

(11)斎藤良介右翼手
「優勝の瞬間、次に向けて自分が何をするか考えた。」

(12)西野真也捕手
「3年生は最後の夏。しっかりとベンチワークしたい。」

(13)伊藤祐貴一塁手
「今までやってきたことの全てを出し切りたい。」

(14)野村亮太投手
「いつも準備している。小島には全力で投げてほしい。」

(15)渡邊剛右翼手
「チームに刺激を与えて、メンバー入りを目指したい。」

(16)津田翔希二塁手
「ほっとしている。もっと貢献できるようにしたい。」

(17)前田優作左翼手
「礼儀やメンタル面を強化してきたので優勝できた。」

(18)涌本亮太投手
「選抜優勝で重圧があった分も団結が強くなった。」

(19)土屋竜二塁手
「選抜優勝したが新たな気持ちで一つ一つ戦ってきた。」

(20)佐藤慶太左翼手
「応援で元気をもらった。感謝を忘れず戦いたい。」

◇歴史築き、夢あと一歩

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【写真】3回裏川越東1死一塁、小寺(中央下)が一塁へヘッドスライディングするも二ゴロ併殺に倒れる。一塁手木暮(埼玉新聞)

 創部30年目で挑んだ初舞台は苦い思い出になった。初の決勝に進んだ川越東は浦和学院に完敗。「立ち上がりに主導権を握られた。競る試合にできなかった私の力不足」と渡辺監督。先制して勢いに乗る準決勝までの戦いに持ち込めなかった。

 先発した2年生左腕高橋尚の立ち上がりが大きな誤算。一回、先頭の初球に頭部死球を与えるなど制球難に苦しんだ。二回に下位打線に連打を浴びて2点を失うと、三回には四死球などで無死満塁を招き降板。代わった山本も5安打を打たれ、2失策も絡んでこの回6失点。急きょ登板した2番手の山本は「チャレンジの気持ちで挑んだが力不足。相手の方が何枚も上だった」と脱帽した。

 決勝で初めて打線を1~7番まで組み替えた。「左の方が小島君には可能性がある。小寺、長野にも4打席回したい」(渡辺監督)と左打者の渡部、高梨、小寺を1~3番に固め、長野を4番に置いた。しかし、効果を発揮する前に大勢は決した。期待の小寺、長野も無安打。小寺は「(小島は)想像していたより全然上だった。コース、切れがよくファウルになる」と相手を褒めるしかなかった。

 昨年12月まで率い、同校を最高タイの4強に押し上げた阿井前監督。4月から就任し初の決勝に導いた渡辺監督。2人の指揮官の下で臨んだ夏は甲子園の手前で幕を閉じた。「(川越)東高の歴史を一つ越えられた。自分たちが達成できなかったことを後輩に達成してほしい」と主将の前川。最後は悔し涙に終わったが、胸に掛けた銀メダルが表すように、このチームは間違いなく川越東歴代最高のナインだった。

◇“兄越え”果たし納得 チームけん引した高梨

 最後の打者となった高梨は「1本タイムリーを打ちたかったが、自分の実力不足」と悔しさをにじませた。

 決勝の先発バッテリーは2年生。高梨はゲームキャプテンとして、「慌てるな」と声を掛け、その後もチームをもり立て続けた。投手陣は4投手で継投したが、相手打線の猛攻を止められなかった。「相手はチーム力が1枚も2枚も上手だった。やっぱり強かった」

 兄雄平(現早大3年)も川越東でエースとして活躍。高梨は兄が3年前の夏、準決勝で敗れる姿をスタンドで見ていた。兄の背中を追うように川越東に入り、自分から頼んで譲り受けた兄の帽子と共にプレーしてきた。兄を越えた決戦の朝は「決勝は思い切り楽しんでこい」と激励のメールが届いた。

 最後は惜しくも敗れたが、中心選手としてチームを初の決勝まで導いた。「高梨の弟と言われ続けたが、それをエネルギーにして3年間やってきた。兄を越えられてよかった」と高梨。甲子園まではあと一歩届かなかったが、チームに新たな歴史を刻んだ。

◇際立った浦学の強さ 今大会を振り返る

 45年ぶりに全国王者が出場し、注目を集めた大会は、選抜大会を制した浦和学院が2年連続12度目、そして史上初の4季連続の甲子園出場を決めて閉幕した。

 終わってみれば、浦和学院の強さが際立った。 エース小島が埼玉平成との準々決勝で史上3人目の完全試合を達成し、4回戦でも8回を無安打に封じるなど、直球の威力、スライダーのキレが格段に増し成長を感じさせた。バックも7試合で5失点と、遊撃手竹村を中心に再三の好守で小島を支えた。打線は試合を重ねるごとに、つながりが出てきて、決勝は18安打16得点と爆発した。

 初の決勝に進んだ川越東は、堂々とした戦いぶりで部の歴史を塗り替えた。高梨、小寺の主軸を擁した強力打線は豪快かつ、うまさもあった。高橋尚、長野バッテリーはまだ2年生。来年のさらなる飛躍に期待したい。

 聖望学園は一昨年秋、昨夏、秋と敗れた浦和学院に準決勝で0-1で惜敗。エース川畑は1球に泣いたが見事な投球だった。笠原、寺田の長距離砲を擁する打線も県内一の破壊力を見せつけた。

■決勝(7月28日)

浦和学院
026002060=16
000010000=1
川越東

【浦】小島-西川
【川】高橋尚、山本、高橋佑、渡邉-長野、桑原

▽二塁打 竹村、西川2、小島(浦)

▽投手成績
小 島(浦)9回  、129球、被安打9、4奪三振、与四死球5、失点1、自責点1

高橋尚(川)2回0/3、 33球、被安打5、0奪三振、与四死球4、失点4、自責点4
山 本(川)3回2/3、 61球、被安打8、1奪三振、与四死球2、失点6、自責点4
高橋佑(川)1回1/3、 46球、被安打5、0奪三振、与四死球4、失点6、自責点4

【浦和学院】
⑥竹 村5-3-2
⑦服 部6-3-1
⑧山 根3-1-0
⑤高 田4-2-0
③木 暮3-1-1
⑨斎 藤4-1-3
②西 川5-3-2
①小 島5-3-3
④津 田5-1-1

【川越東】
⑨  渡 部4-2-0
⑥  高 梨4-1-0
③  小 寺4-0-1
②  長 野2-0-0
2  桑 原0-0-0
⑤15山 本4-1-0
④  正 木3-1-0
⑦  中 村2-2-0
R  兵 頭0-0-0
⑧  岩 田3-0-0
8  堀 川0-0-0
H  関 口1-1-0
①  高橋尚1-0-0
5  真 水1-1-0
1  高橋佑1-0-0
1  渡 辺0-0-0
H  染 野1-0-0

(打数-安打-打点)

安 打:浦18、川9
失 策:浦0、川3
三 振:浦1、川4
四死球:浦12、川5
犠 打:浦4、川2
盗 塁:浦3、川1
併 殺:浦3、川0
残 塁:浦13、川10

(埼玉新聞)

◇熱戦この目で 長蛇の列 観客2万人

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 この日の観客は、大会期間中最多となる約2万人。入場券が発売される午前8時15分には3カ所のチケット売り場に長蛇の列ができた。

 午前7時半から並んだ川越市の会社員竹渕求さん(47)は「地元の高校の15年ぶりの決勝進出なのでうれしいです」。川越東は惜しくも優勝を逃したが、「浦学には春夏連覇に向けてがんばって欲しい」と期待していた。

◇号外1.5万部発行

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 試合終了後、朝日新聞は浦和学院の優勝を伝える号外1万5千部を発行した。JR東川口、大宮駅などで配られたほか、県営大宮球場周辺では熱戦を観戦したばかりの観客らが次々と受け取っていた。

 JR浦和駅で号外を手にしたさいたま市北区の主婦桜井美佐子さん(67)は、思わず「すごい!」。孫娘が浦和学院に通っているといい、「甲子園もしっかり応援します」と声を弾ませていた。

(朝日新聞埼玉版)

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