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けがでも全力サポート 浦和学院・贄隼斗選手(3年)

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 浦和学院の一塁コーチを務めた贄(にえ)隼斗選手(3年)。仲間に向かって大きく振る左手には真っ白い包帯が巻かれていた。

 先発出場した4回戦の春日部戦。打席でボールが左手に当たり、激痛が走った。この日は9回まで試合を続けたが、診断の結果、骨折していたことがわかった。治るまで2週間と言われた。

 「(野球が)できなくなるかも」と焦ったが、森士監督に「ベンチでできることをやれ」と命じられた。代わりの二塁手の津田翔希選手(1年)へ指示を出すなど、サポート役に徹した。

 「俺らで勝って甲子園に連れて行くから」と励ましてくれた仲間たち。「信じていた。またフィールドに立つチャンスをくれてうれしい」。全国大会までに完治させ、再び日本一の夢を目指す。

(朝日新聞埼玉版)

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