【写真】浦和学院の快挙を報じる本紙に目を通す(左から)竹村、小島、斎藤=29日午前、浦和学院高校野球部食堂(埼玉新聞)
28日の決勝で川越東を大会最多得点となる16-1で退け、2年連続12度目の栄冠を獲得するとともに、史上初の4季連続の甲子園出場を決めた浦和学院は優勝から一夜明けた29日、同校グラウンドで約2時間調整した。
県大会メンバーの20人は早朝6時からグラウンドでランニング、体育館に移動してクリーチャートレーニング、さらにゴルフ打ちでスイングの修正に努めた。朝食後にはユニホームやスパイクなどの採寸を行った。
前夜は優勝報告会や炭酸ファイト、カラオケ大会など祝賀ムードに包まれていたが、この日からは一転、ナインらの表情は既に引き締まり、大目標へ突き進んでいくんだという意欲がひしひしと伝わってきた。森監督も「いよいよここからが始まり」と気合が満ちる。
準々決勝で史上3人目の完全試合を達成するなど、大車輪の活躍を見せたエース小島は「優勝はうれしかったが、自分たちが目指しているのは日本一。切り替えて甲子園では自分のパフォーマンスを発揮したい」。聖望学園との準決勝で、値千金の三塁打を放った斎藤も「今日から戦いは始まっている」と意気込む。
締めに4番高田が「満足している暇はない。あの舞台で勝つだけ」と全員の思いを集約した。チームは30日から全体練習を再開し、本番へ向けて仕上げていく。
(埼玉新聞)