チームは30日、甲子園に向けて本格的な練習を再開。午前、午後の2部練習を実施した。
午前は8時すぎから主に守備系の練習を行い、実際に走者を置いてのケースノックでは、特に外野手はボールまでのスピードを求められていた。
スタメン組は昼食後、昼寝などで体力を回復させた午後4時から3カ所フリー打撃を実施。マシンと打撃投手から低くて速い打球が次々と放たれ、各選手とも調 子の良さがうかがえた。その後は三塁手高田が三浦コーチのノックを受けるなど課題練習に取り組みランニングで締めくくった。
◇「生徒と一緒に勉強したい」
1996年にエースとして浦和学院を初の春夏連続の甲子園出場に導き、プロ野球の巨人、埼玉西武で計9年間プレーした三浦貴コーチ(35)が高校野球の指導資格緩和により30日から、選手への指導ができるようになった。
昨年4月から社会科教諭として教壇に立つ三浦コーチ。約3年半ぶりにユニホームに袖を通し「野球をやってるなって感じて、身が引き締まります」と感慨深 げ。早速ノックやメンバー外の紅白戦で監督を務めたりと、精力的に指導した。プロでは投手、野手を経験している三浦コーチは「人として成長させる中で、技 術を教え、生徒と一緒に野球を勉強していきたい」と希望に満ちた表情で抱負を語った。
(埼玉新聞)