【写真】3カ所フォーメーションでバントする服部(右)と、それを阻止しようとする捕手西川(中央)=1日午前、浦和学院高校グラウンド(埼玉新聞)
開幕を1週間後に控えたチームは1日、同校グラウンドで午前、午後の2部練習を実施した。
午前は早朝のゴルフボール打ち、体育館でのクリーチャートレーニングに始まり、キャッチボール、トス。その後、3カ所フォーメーションでは外野陣が犠打、投手陣はバント処理、さらに内野手は狭殺プレーを入念に確認した。投内連係を組み込んだシートノックでは、エース小島が右翼の守備もこなした。
午後からのフリー打撃では、マシンと打撃投手から打ち込むと同時に、走塁練習を併用。二塁走者は打者のインパクトに合わせ、ゴーかバックかの判断力を養っていた。投手陣は山口、涌本の両右腕がブルペン入りし、左腕小島は長めのキャッチボールで調整した。
この期間はシートノックやフリー打撃など、基本的なメニューがほとんどだが遊撃手竹村は「むこうに行ったら試合形式が多くなる。やり込む練習の中でも、ゲームでの反省が生きるようにやりたい」と意欲的だった。
チームは2日も同校グラウンドで練習し、3日に兵庫入りする。
◇浦和学院は4日 甲子園練習日程
日本高野連は1日、第95回全国高校野球選手権大会(8月8日から15日間)に出場する代表校の甲子園練習の追加日程を発表した。4日は午前8時半開始で、春夏連覇を目指す浦和学院や日大三(西東京)など16校、5日は午前8時に始まり、仙台育英(宮城)愛工大名電(愛知)など8校が練習する。各校の練習時間は30分。
練習順は次の通り。
▽4日 有田工(佐賀)修徳(東東京)浦和学院、日大山形、上田西(長野)北照(南北海道)日大三、木更津総合(千葉)玉野光南(岡山)星稜(石川)鳥取城北、弘前学院聖愛(青森)自由ケ丘(福岡)石見智翠館(島根)丸亀(香川)延岡学園(宮崎)
▽5日 作新学院(栃木)福井商、常葉学園菊川(静岡)瀬戸内(広島)三重、横浜(神奈川)仙台育英、愛工大名電
◇「深紅の大優勝旗を」 浦学・森監督が表明 さいたまで激励会
【写真】「深紅の大優勝旗を持ち帰りたい」と決意表明する森士監督=さいたま市内(埼玉新聞)
第95回全国高校野球選手権への出場を決めた浦和学院・森士監督を激励する会が7月31日、さいたま市内で行われ、地元野球関係者ら約100人がお祝いと激励に駆け付けた。「森士監督を支援する会」(近藤豊会長)が開いた。
会で、近藤会長は「選抜大会優勝に続き、夏の甲子園ではそれ以上の期待がかかる。県大会を見て、これなら全国制覇できると確信した」とあいさつ。出席した清水勇人さいたま市長は、「本気で優勝を取りに行っていることをヒシヒシと感じている。選抜に続きいい結果を期待している」と激励した。
史上8校目の春夏甲子園連覇に挑戦する森監督は、「今度は追われる立場。選手を信じ、できるできないより、やろうとする気持ちを強く持って、深紅の大優勝旗を持ち帰りたい」と、意気込みを語った。大会は8日に甲子園球場で開幕する。
(埼玉新聞)