埼玉の強豪・浦和学院は9日、プロ注目の140キロ右腕・黒田晃大投手(3年)を擁する佐和(茨城)と茨城・ひたちなか市の佐和高グラウンドで練習試合を行い、6-0で快勝した。
ベンチ入りは、全て3年生。登板した6人の投手が9回2死まで佐和打線をノーヒットに抑え、層の厚さを示した。プロ注目の美又王寿投手(3年)は9回、打者1人に投げて三振に取り、貫禄を見せつけた。
打線は、先発の黒田には5回無得点と抑えられたが、6回以降は毎回得点。二死からのタイムリーが2本出るなど、勝負強さは相変わらずだ。
浦和学院の森士監督(56)は「3年生投手が多数いるので、経験を積んで次につなげてほしいという意味で登板させた。美又は、最速が148キロくらいまで上がっている。打つ方は、黒田君のようないい投手が相手だと、まだ勝負にいけないが、慣れていくことが大事」。3年生のチームで臨む埼玉の独自大会に向け、徐々にチーム力を高めていく。
(スポーツ報知)