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夏も起こせ浦学旋風 決戦に向け闘志高ぶる あす初戦

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【写真】開会式で、足並みのそろった行進を見せる浦和学院ナイン=8日午前、甲子園球場(埼玉新聞)

◇浦学はつらつ行進 熱戦開幕あす初戦

 第95回全国高校野球選手権大会は8日、午前9時から兵庫県西宮市の甲子園球場で49代表校が参加して開会式を行った。今大会から準々決勝翌日に休養日が設けられ、15日間の熱戦が幕を開けた。

 真夏の晴天の中、4万人の観衆を集めた開会式では前回大会優勝校で史上7校目の夏の大会連覇を狙う大阪桐蔭高を先頭に、帯広大谷高(北北海道)から沖縄尚学高まで出場校が北から南の順で入場行進した。

 史上8校目の春夏連覇を狙う浦和学院は13番目に登場。山根佑太主将を先頭に、足並みのそろった、はつらつとした行進を披露した。大会3日目の10日、第4試合で選抜大会8強の仙台育英(宮城)と対戦する。

 選手宣誓では帯広大谷高の杉浦大斗主将が「長い歴史の中でさまざまな困難を乗り越え、本当に多くの先輩方が夢、感動、勇気を与えてくれました」と思いをはせ、「高校生らしくさわやかに、すがすがしくプレーすることを誓います」とかみしめるように話した。

 東日本大震災で被害が深刻だった東北3県からは球児3人を招待。福島東高の今泉翔太選手が開会式で先導役を堂々と務め、始球式では宮古北高(岩手)の山本将大投手が石巻商高(宮城)の今野克哉捕手に白球を投じた。

◇夏も起こせ浦学旋風 決戦に向け闘志高ぶる

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【写真】開会式で整列する浦和学院ナイン=8日午前、甲子園(埼玉新聞)

 史上8校目の春夏連覇に挑戦する浦和学院の戦いが始まった。昨年より6千人も多い、4万人の大観衆が見つめる中、選抜大会王者にふさわしい、足並みのそろった堂々たる行進を披露した。

 スタンドからはひときわ大きな拍手が湧き起こり、注目の高さがうかがえた。先頭を歩いた主将の山根は、「また一戦ずつ勝ち上がり、もっともっとたくさんの人に応援されるチームになりたい」と決意を固くする。

 おなじみの三塁側内野席から、18人の精鋭たちの晴れ舞台を見守った森監督は、「何度見てもいいね」と感慨深げに語り、「選手が甲子園に連れてきてくれたことに感謝したい」と目を細めていた。

 ナインは一歩一歩、“夏”の雰囲気をかみしめながらも視線は決戦の時へ向けられていた。主砲高田は、この日の気候と今後の戦いをかけて「『暑い夏が始まったな』という感じ。熱い試合をしたい」と気合の入った表情で決意を集約した。

 開会式後、チームは十分に休養を取り、午後4時から兵庫県伊丹市の伊丹スポーツセンターで2時間練習を行った。

◇ナインひと言

(1)小島和哉投手
「あらためていい場所。一球一球最高の球を投げたい。」

(2)西川元気捕手
「どんなプレーでも全力でやって、チームに貢献する。」

(3)木暮騎士一塁手
「目の前の相手に集中して、勝ち上がりたい。」

(4)津田翔希二塁手
「広くて観客が多い。感謝の気持ちでプレーしたい。」

(5)高田涼太三塁手
「暑い夏が始まった。やる気に満ちあふれている。」

(6)竹村春樹遊撃手
「いろいろな人の思いを背負い目の前の戦いに集中。」

(7)服部将光左翼手
「出られることに感謝を忘れず、一戦必勝で戦う。」

(8)山根佑太中堅手
「歓声も大きく人も多いので、これが夏だと感じた。」

(9)斎藤良介右翼手
「最後の夏にここでプレーできることに感謝したい。」

(10)山口瑠偉投手
「気が引き締まった。去年の夏の借りを返したい。」

(11)涌本亮太投手
「始まったなという感じ。自分の力を発揮したい。」

(12)西野真也捕手
「打席では第1ストライクからフルスイングしたい。」

(13)伊藤祐貴一塁手
「戦えることに感謝。てっぺんを目標にやりたい。」

(14)渡邊剛右翼手
「春とは違う歓声で、本当の夏が始まったという感じ。」

(15)久保和輝中堅手
「“気”で負けないで粘り強く集大成を見せたい。」

(16)贄隼斗二塁手
「甲子園に連れてきてくれた仲間たちに感謝したい。」

(17)前田優作左翼手
「戻ってこられた。暑さに負けないように準備する。」

(18)佐藤慶太左翼手
「素晴らしい球場で試合ができることに感謝したい。」

(埼玉新聞)

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