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正三塁手狙う阪神・今成(浦和学院高出) 捕球、送球で成長示す

 沖縄・宜野座キャンプでは連日、泥だらけになって白球を追い掛けた。阪神の9年目、今成(浦和学院高出)はコンバートされた三塁の守備に「素人のようなもの。意欲を持ってやろうと思う」と上達へ気持ちを高ぶらせた。

 昨季、新井良が主に務めた三塁に昨秋から挑戦している。当初は拙かった捕球、送球で成長を示しており、和田監督も「形は良くなってきている。タイプも違うし、新井良といい勝負になる」と評価した。3日の甲子園での練習でも三塁でノックを受けた。

 浦和学院高から捕手で日本ハムに入団。だが捕手への強いこだわりが裏目に出て出場機会に恵まれず、2012年シーズン途中、阪神にトレード移籍した。

 不本意な野球人生に転機が訪れたのは、昨年2月の2軍キャンプ中だった。外野転向を首脳陣から打診された。当初は戸惑ったが、5月ごろから次第に気持ちの整理がつき「吹っ切れた」。そこから持ち前の打力を発揮し始めて出番を得た。特に広島の前田に好相性を誇り、注目を集めた。

 春はここまでの対外試合で25打数13安打と相変わらず打撃センスは光る。挫折を乗り越え、ようやく訪れたレギュラー奪取のチャンス。課題の守備力向上へ「人生何が起こるか分からない。うまくなりたい気持ちを持って一日一日、やっていきたい」と自覚を込めた。

(埼玉新聞)

◇今成三塁渡さん!5割超えで争奪戦激化

 阪神・今成亮太捕手(26)が2日、高知・春野で行われた西武との練習試合で4打数3安打と活躍を見せた。和田監督はこの日、今成の打撃を「MVP級」と褒めちぎった。三塁のレギュラーを争う阪神・新井良太内野手(30)は1日の本塁打に続きこの日も安打を放ち、定位置争いはさらに熱を帯びてきた。指揮官を悩ませる2人のリョータの戦いは、まだまだ続く。

 今成が和田監督をちょっぴり後悔させちゃうかもしれない。2月の実戦で大ハッスルした新井が宜野座キャンプの最優秀選手に選ばれたが、この日の西武戦後、指揮官はニヤリとしながら、差し替えすらほのめかした。

 「キャンプでは新井のお兄ちゃんをMVPに挙げたけど、それに匹敵するくらいのものを見せてくれてるね」

 もはや右投手は怖くない。今成のバットコントロールを見れば、そんな雰囲気さえ漂っている。七回の第4打席。走者を2人置いて十亀の変化球にちょこんとバットを合わせると、打球がコロコロと三遊間を抜けていった。二塁走者が本塁で刺され、2本目の適時打とはならなかったが、技ありのヒットメーク。「追い込まれてからしっかり対応できた」と、自画自賛のスイングでこの試合、右投手から3度目の「H」ランプを点灯させた。

 初回の第1打席は目いっぱい振り切って、打球が右翼フェンスに達する先制二塁打を放った。「得点圏でああいう打撃ができたのは大きい」とフルスイングの軌道を確かめると、三回には三塁の右へ内野安打。今春キャンプから紅白戦を含む実戦10試合で、31打数13安打と絶好調。対外試合に限れば25打数13安打で、打率は・520まで上昇した。

 評論家として春野を訪れていた掛布DCがネット裏の記者席でジャケットを脱いで目を凝らしていた。昨秋のキャンプで「小(こ)掛布」と名付けたチルドレンの活躍に、心の中で、うんうんとうなずいているはずだ。レジェンドの後継者となるべく、ホットコーナーのレギュラー争いは、さらにし烈になってきた。

 1日のロッテ戦で本塁打を放った新井良も初回に安打を放ち、好調を維持。「2人とも調子がいい。競争意識も持って、高いレベルでやってくれている」と和田監督。新井も三塁起用の可能性を残す。今成は平静を装うがライバルの存在が気にならないはずはない。

 競争に勝ち抜くアイテムは守備だろう。昨秋キャンプから配置転換された三塁に、もう不安はないのか。そう問われた今成は正直な気持ちを明かした。

 「サードは素人みたいなもの。守っているときに余裕が出たら逆に怖い。自分のできること、打撃もしっかりやって、自分自身を高めていきたい」。謙虚に自分を見つめながら、結果を連ねていく。

(デイリースポーツ)

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