前年準優勝し、甲子園を湧かせた済美の安楽も開会式に参加した。150キロを超える直球を投げ込む剛腕として名をとどろかせたが、今大会は出場ならず。「去年はみんなと一緒だったが、今年は一人で悔しい。もう一度この舞台に帰ってきたい」と夏の大会をにらんだ。
前年優勝校、浦和学院の小島もナインと一緒には参加できなかった。優勝旗を返却し、「吹っ切れた。これで夏一本で向かえる」と新たな決意。「(安楽とは)お互い夏に戻ってこよう、という話をした。負けじと頑張りたい」と話した。
(時事通信)
◇小島「投げたい思いがあった」
第86回選抜高校野球大会が21日、甲子園球場で開幕した。開会式では昨春の優勝校・浦和学院(埼玉)の小島主将や、同じく準優勝校の済美(愛媛)の安楽主将も参加した。両校ともに今センバツには出場していない。
優勝旗を返還した小島は「旗を返しに行くときに甲子園のマウンドの上を通って、投げたい思いと悔しさがあった」と話し、安楽は「もう一度ここに戻ってくるというプレッシャーに負けないよう練習をやっていきたい」と決意を新たにしていた。
(スポニチ)