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浦和学院など県大会へ 理想形から一転「気の緩み」猛省 春季高校野球地区大会

 (15日・市営浦和ほか)

 東、南、西部で1回戦と代表決定戦の計12試合が行われ、南部では大宮東の左腕中田浩がシード大宮西打線を1安打1失点に抑えて完投。九回1死まで完全試合ペースだった。昨夏の王者・浦和学院は大宮北を寄せ付けず9-0で七回コールド勝ち。市川口も川口工に11-0で圧勝し、それぞれ県大会に駒を進めた。

 東部は越谷南が越谷西に3-2で競り勝ち、久喜北陽は草加に快勝し、いずれも県大会進出。北部は鴻巣、秩父などが1回戦を突破した。

 16日は全地区、8球場で代表決定戦計19試合が実施される。

◇理想形から一転「気の緩み」猛省

 浦和学院、注目の今季初戦は、成果と課題の両面が同居していた。

 大宮北の右下手投げの那須を、ボールを強くたたくお手本のように攻略。一回、5連打を含む9安打を集め8点を先制。だが相手投手が右上に代わった三回からはパタリと止まり、走塁ミスなどで七回まで引きずった。

 6番右翼手で2安打のエース小島は「技術ではなく気の緩み」と中盤以降の攻めを猛省。森監督も「勝ち上がっていけるだけの動きではない。これからどうやって上げていくか」と期待を込め、さらなる奮起を促した。

◇3回以降立て直し夏へ向け手応え 大宮北

 大宮北は浦和学院相手に二回までに9失点し七回コールド負けした。初回に9安打を許し8失点。主将の大谷は「初対決で格上の相手ということで不安な気持ちがあり、立ち上がりに失敗した」と反省した。

 ただ、三回以降は向かっていく気持ちを切らさず、相手を無得点に抑えたのは収穫。「自分たちのできることをきちんとすれば、エラーなく相手を抑えられると分かった」と同主将。夏の大会に向けて手応えを感じた様子だった。

(埼玉新聞)

■春季南部地区予選・A組代表決定戦(4月15日)

大宮北
0000000=0
810000x=9
浦和学院
(7回コールド)

【大】那須、大谷-大谷、角田
【浦】岸、酒井-田畑

▽三塁打 木村(浦)
▽二塁打 秋山、山崎、小島(浦)

【浦学スタメン】
⑤木 村
④土 屋
⑥津 田
②田 畑
③山崎滉
⑨小 島
⑦秋 山
① 岸 
⑧石 森

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