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浦学、小島初登板も辛勝 同点打浴び反省 春季高校野球県大会

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【写真】5回表、同点打を浴び、悔しげな表情を浮かべる浦和学院のエース小島(右)と声を掛ける捕手田畑

 (25日・県営大宮ほか)

 各地区大会を勝ち抜いた38校で開幕。3球場で1回戦6試合が行われ、2連覇を狙う昨春の選抜大会覇者の浦和学院は栄北に4-3で辛勝。五回途中からリリーフしたエース小島が2点適時打を浴び同点とされたが、八回に代打酒本の二塁打で勝ち越した。

 武南は一回に4点を奪って逆転すると、5-2で川口に逃げ切り勝ち。上尾は小鹿野との接戦を3-2で制した。大宮南は右腕青木が完封し、伊奈学園に4-0。浦和実は久喜北陽を3-2で退け、昨夏準優勝の川越東は滑川総合の追い上げを7-5でかわした。

 26日は4球場で2回戦計10試合が実施され、花咲徳栄、市川越、本庄第一、春日部共栄のシード校が登場する。

◇同点打浴び反省 浦和学院

 浦和学院のエース小島がリリーフで今大会初登板し、4回1/3を投げ2失点だった。

 右翼手で先発し、3-0で迎えた五回、先発岸が1点を返され、なおも2死一、二塁の場面でマウンドに立った。栄北の嶋村に直球を打ち返され同点の2点二塁打を浴びたが、六回以降は危なげなく1安打無失点に抑えた。直球の最速も140キロをマーク。

 ただ、試合後は「負けさせてしまうところだった」と反省した。投球練習が攻撃中しかできない難しさもあるが、「ピンチで出るからには抑えなければ」と自らに言い聞かせる。チーム事情により今回のような登板機会も増えそうで、新たなルーティーンを体に覚え込ませたいところだ。

◇持ち味存分、王者に肉薄 栄北

 期待にたがわぬ総合力の高さを見せた栄北が、浦和学院を追い詰めた。

 3-0の五回に1点を返し、小島を引きずり出すと1番嶋村が「ストレートに振り負けない強い気持ちでいった」と言葉通り、小島の代名詞である直球を左中間へ運ぶ二塁打で2走者を向かい入れ同点。守備では八回に勝ち越されたが左腕酒井を中心にダメ押しされそうな場面で踏ん張り、傷口を最小限にとどめた。

 佐久間監督は「この1点は相当努力しないと(埋まらない)」を引き締めた上で「選手たちは気持ちの面で自信が持てるかな」と手応えもつかんだ様子。主将の二瓶も「妥協せず練習して夏は浦学を倒したい」と拳を握った。

(埼玉新聞)

◇浦学・小島、ヒヤリ失点 巨人など5球団が視察

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【写真】今季公式戦初登板した浦和学院のエース小島

 浦和学院(埼玉)の昨春センバツ優勝投手の左腕・小島が今春初めて公式戦に登板した。

 巨人など国内5球団のスカウトが視察する中「6番・右翼」で先発し、2点リードの5回2死一、二塁から救援。同点の適時二塁打を許したが、6回以降は無失点に抑えた。3月に左肩を痛め、投球を再開したばかり。慣れない外野からの登板に「危うく負けさせるところだった。(救援は)夏もあると思うのでしっかり準備したい」と話した。

(スポニチ)

◇浦学・小島リリーフ7カ月ぶり勝利

 昨春センバツで日本一に輝いた浦和学院(埼玉)の小島和哉投手(3年)が、昨年9月26日以来の公式戦登板で、勝利をつかんだ。春季高校野球埼玉大会が25日に開幕し、浦和学院は県営大宮球場で行われた栄北戦に勝利した。

 「6番右翼」で先発した小島は、2点リードの5回2死一、二塁のピンチで登板。左越えに同点適時二塁打を浴びたが、6回以降は無失点に抑えて勝利を呼び込んだ。「打てるチームではないし、どれだけピッチャーが抑えられるか。危うく負けるところでした」と反省。左肩痛の影響などで実戦から遠ざかり、本調子ではない中、最速140キロで2安打に抑えた。巨人、阪神など5球団が視察した。

(日刊スポーツ)

■春季県大会1回戦(4月25日)

栄北
000030000=3
01200001x=4
浦和学院

【栄】酒井-石川
【浦】岸、小島-田畑

▽三塁打 酒井(栄)
▽二塁打 辻、嶋村(栄)岸、酒本(浦)

【浦学スタメン】
⑤木 村
④土 屋
⑥津 田
②田 畑
③山崎滉
⑨小 島
⑦秋 山
① 岸 
⑧石 森

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