初の決勝に進んだ浦和学院(埼玉)は仙台育英(宮城)に敗れ、13年夏の甲子園1回戦で10-11で敗れた借りを返すことはできなかった。
1点を追う3回臺浩卓内野手(2年)の適時打で同点としたが、5回に勝ち越しを許した。7回に3番手で登板した江口奨理投手(2年)が2ランを浴び3点差が開き、力尽きた。
江口は「ホームランは甘いコースに投げてしまった。1球の怖さを知りました。冬に体力をつけて、反省してやっていきます」と肩を落とした。
(日刊スポーツ)
◇浦和学院・森監督、仙台育英に競り負け「相手が一枚上だった」
浦和学院の森監督は「競り合った終盤にひと振りでやられた。相手が一枚上だった」と、七回に3点差とされた平沢の2ランを勝負の分かれ目に挙げ「歩かせてもいい場面で(江口が)一番自信のある球を打たれた。力の差」と続けた。
先発にはエース江口ではなく小倉を起用した。森監督は「江口は関東大会でも3連投目は打たれるなど体力面で不安があった。それを含めていい経験ができた」と話した。
(サンスポ)
◇連投エース、悔しい被弾
関東王者の浦和学院が初優勝を逃した。準決勝まで2日連続完投したエース江口に代わって先発した小倉が5回2失点と踏ん張った。だが、七回途中で3番手登板した江口が手痛い2ランを献上。「1球で…。自分の甘さです」と悔やんだ。
昨春の甲子園優勝投手、小島が抜けた新チーム。森監督は「これが今の力。いい投手を打てるようにしないといけないし、江口の体力もつけないと」と課題を挙げた。
(時事通信)
◇浦和学院、初Vまであと一歩 春に向け打線に課題
浦和学院は初の頂点にあと一歩届かなかった。決勝進出の原動力となった打線が、つながりを欠いた。「変化球を振らされ、直球で詰まらされた」と主将の3番津田。ここまでの2試合で9安打4打点の中軸も無安打に終わった。だが、視線は前を向いている。「好投手からどう得点するか。春に向け、打撃と走塁をもっと磨かないと」
(朝日新聞)