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浦和学院、貫録の逆転勝ち 次戦へ引き締め 第97回全国高校野球埼玉大会

 (23日・県営大宮ほか)

 第10日は3球場で5回戦8試合を行い、8強が決まった。

 松山は本庄第一に7-0で七回コールド勝ちし、15年ぶりの進出。左腕北島は7回参考で無安打無得点を達成した。熊谷はDシード慶応志木を5-2で破り33年ぶり、白岡は桶川を4-1で下して初のベスト8入りとなった。埼玉栄は滑川総合を3-2で退けた。浦和学院、聖望学園、花咲徳栄、西武文理のシード校は順当に勝ち進んだ。

 第11日は25日、県営大宮と市営大宮の2球場で準々決勝4試合を行う。

◇貫録の逆転勝ち、次戦へ引き締め 浦和学院

 今夏初めて先行を許す展開にも、投打がかみ合った貫録の試合運びで逆転勝ち。森監督は「こういう試合を慌てず戦えるようになるといい」とナインの落ち着きぶりを評価した。

 1点を追う三回1死満塁の好機で、4番高橋が「泳がされずに引き付けて打つことを意識した。どの打順でも役割を果たすだけ」と同点の右前適時打。4安打2打点の活躍で打線に火をつけた。

 8回1失点と尻上がりに調子を上げた左腕小倉は「コースの投げ分けを意識した。徐々に感覚がつかめた」とうなずきながら、「立ち上がりに失点したら意味がない。修正していきたい」と引き締めも忘れなかった。

◇V候補に力負け らしさ見せ笑顔 市浦和

 1-7と浦和学院に力負けしたが、初回の攻防でらしさを発揮。一回1死二、三塁のピンチを連続三振で切り抜けると、裏の攻撃で1死三塁から萩原が左前に先制適時打。「三塁走者中村の足が速いので、ゴロを意識した」と狙い通りの一打を放った。

 3点差以内の試合運びを狙ったが、四回までに6点を失った。それでも五回から登板の板倉が4回を無失点。「最高の舞台でベストの投球ができた」と笑顔を見せた。鈴木監督も「全国レベルの相手にできることをやってくれた」とねぎらった。

(埼玉新聞)

◇浦和学院“あみだくじ打線”3~6番大当たり
9回に犠飛を放つ浦和学院・山崎

9回に犠飛を放つ浦和学院・山崎

 “あみだくじ打線”がつながった浦和学院(埼玉)が、市浦和を退け、難なく8強入りを決めた。

 初回に先制を許すも、3、4回に3点ずつを奪い一気に流れを引き寄せた。この2イニングで7安打を集中させたが、長打は二塁打2本だけ。好機を見逃さず、たたみ掛ける攻撃で序盤で勝負を決めた。森士監督(51)は「3番から6番は誰がどの打順を打ってもおかしくない。だから試合前日にあみだくじで決めました」と笑った。

 指揮官は前日22日の練習後に、1人ずつを呼び、紙に書いたあみだくじを見せた。頭にあったプランは、3番から順に津田翔希内野手(3年)、高橋司外野手(3年)、荒木裕也外野手(3年)、山崎滉太内野手(3年)。その順番であみだの場所を選ばせると、思い描いていた通りの打順になった。

 「これは神のお告げだろ」と冗談を言いながら、先発が決まっていた小倉匡祐投手(3年)と2番手を予定している榊原翼投手(2年)にも、あみだを引かせた。するとまたもプラン通りの順番が出た。前日から勝利の女神はほほ笑んでいたのかもしれない。

 もちろん、意図はあった。森監督は「3~6番が(緊張で)少し硬かったから、和らげるつもりで」と説明。この日は3~6番が合計7安打6打点と、あみだ効果はてきめんだった。4番の高橋は「最初は『え!』と思いましたけど、監督があみだを引かせた理由は理解してました。3~6番は誰が打ってもいい」と控えめだったが、4安打2打点の活躍で存在感を示した。

 くじ運を勝負運の強さに変えた浦和学院に、死角は見当たらない。

(日刊スポーツ)

 試合結果
 5回戦 7月23日(県営大宮球場)
TEAM123456789HE
浦和学院0033000017120
市立浦和100000000141
【浦】小倉、榊原-西野、梶山【市】井町、飯倉、小島-金田
▽三塁打:高橋(浦)▽二塁打:幸喜、津田(浦)中村、萩原、金田(市)
 浦和学院打撃成績
位置選手名打数安打打点
諏訪430
201
津田411
高橋542
⑧7荒木522
山崎301
西野300
H2梶山100
幸喜310
H家盛100
8渡邊000
小倉210
1榊原000
33127
 市立浦和打撃成績
位置選手名打数安打打点
中村410
⑤15飯倉300
萩原421
蓮見200
金田210
後藤100
H宗像000
R橋本000
9古屋000
H9山崎100
飯田200
H3吉川200
①5井町200
H5沼口100
1小島000
H佐々木100
中山300
2841
 投手成績
TEAM選手名被安打奪三振四死球失点自責
浦和学院小倉849411
榊原100100
市立浦和井町482166
飯倉430200
小島110011
TEAM三振四死球犠打盗塁失策併殺残塁
浦和学院2371019
市立浦和9521117

 浦和学院は0-1の三回に高橋、荒木の連続適時打で逆転に成功。先発小倉も8回1失点と要所を締めた。市浦和は四、六回の満塁機を生かせなかった。

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