東京六大学野球リーグで昨年春秋連覇を達成した早大が6日、西東京市東伏見の安部球場で始動した。
必勝祈願の後、グラウンドで300メートル×30周のランニング。全選手が設定の50分以内を切ってゴールし、高橋広監督は「(体が)膨らんでいる者はいなかったし、しっかり意識して休みを過ごしてくれていたんだろうと思う」と満足げだった。
昨年は春秋リーグ戦に全日本大学選手権も制したが、明治神宮大会で亜大に決勝で敗れてグランドスラムを逃した。「最後に負けたという印象が強い。悔しかった。亜細亜との差は積み重ねの差だったと思う。練習の中身の濃さを追求したい」と雪辱を誓った。
一方、昨年1年生ながら先発ローテーションの一角を担った左腕・小島は「自分を成長させて、優勝できるように貢献したい」と引き締めた。新年の誓いは「毎日読書をする」。現在は京セラ創業者・稲盛和夫氏の著書を読んでいるという。
母校で自主トレ中のOB、ソフトバンク・和田の練習姿にも刺激を受けた。「1つ1つの練習を大事にやっているのがすごく伝わってきた。稲盛さんの本にも何事も手を抜かないと書いてあったし、僕もコツコツとやっていきたい」。リーグ戦では6勝無敗。それでも「いつかは負けるから気にしない。それより防御率にこだわりたい。1点台で抑えられたら」と力を込めた。
(スポニチ)
早大1年生・小島がソフトB和田と遭遇
東京六大学野球リーグの早大が6日、西東京市の同大学グラウンドで今年の初練習を行った。ナインは300メートル×30周のランニングなどで汗を流した。
昨年はリーグ戦を春秋連覇し、全日本大学選手権で優勝。明治神宮大会でも準優勝した。リーグ戦で年間6勝0敗の好成績を残した小島和哉投手(1年・浦和学院)は「チームの勝利が第一ですが、今年は相手どうこうじゃなく、自分が成長するために取り組みたい。防御率は1点台で終わりたい」と、さらなるレベルアップを期した。
練習始めのこの日、母校で自主トレを行うOBのソフトバンク・和田と遭遇。同じ左腕の大先輩が練習に取り組む姿を目の当たりにし「一つ一つを大事にやられているのが、見ていてものすごく伝わってきた。自分もコツコツやっていきたい」と、目を輝かせていた。
(デイリースポーツ)