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 12月19日~22日、野球部が宮城県石巻市・東松島市で5回目となる交流活動を行いました。

石巻市交流編

201601070211 浦学生51回目となる石巻・東松島交流活動は、野球部も5回目の活動となった。震災から4年9ケ月が経過したものの、石巻市の仮設住宅には、まだ5千世帯もの方々が暮らしている。ピースボート災害ボランティアセンターが発行する「仮設きずな新聞の配布を行いたい」と、3回目(3年生)の志願をする生徒もいた。総勢78名の部員は、A班(48名)、B班(30名)に分散し2日間の活動を行った。

 「何を感じ、何を考え、何を行動するか」、それなりの成果があったと思う。津波で流された住宅街でたたずむ生徒。「どうして山に逃げ切れなかったのだろうか」と、大川小学校で自問自答する生徒。満面の笑顔で子どもたちと交流を重ねる生徒。お土産を一生懸命に買う生徒。瓦礫を休む間もなくコツコツと拾う生徒。

 彼らは「春の甲子園」で、応援して下さった石巻・東松島の方々に自分たちのできる最大限の恩返しをしていたと感じとれた3日間であった。

石巻市南浜「がんばろう石巻」周辺

 3.11 ですべてが変わってしまった…。以前は、市民病院・文化センターなどが立ち並ぶ住宅密集地であった。 嵩上げ工事が進められているが、住宅の基礎は残り、遺留物もたくさん落ちている。呆然とたたずむ生徒も…。

石巻市大川小学校 野球部全員で献花

 51回目を数える活動において、必ず大川小学校には足を運び、弔いと献花を行う。

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12月20・21日、B班30名が仮設きずな新聞配布

 27年12月17日、仮設きずな新聞編集長の岩元あきさんが、野球部の事前指導を担当して下さった。ボランティア こそ「コミュニケーション」が大切。何故、ボランティアをするのか、心底考えさせられる。相手の気持ちを考えながら 活動するのは当然のこと。なぜなら、自分から勝手に行くのだから…。役に立てるかどうかは、すべて自分次第である。

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12月20日、A班48名がスポーツ交流 in 石巻市民球場

 昨年に引き続き、「浦学生と一日過ごすスポーツ交流」の集いが石巻市民球場で行われた。本校と交流関係にある鹿妻・子鹿スポ少野球チームが中心となって呼びかけて下さり、前年を上回る子どもたち少年野球7チーム、サッカー3チームの計200名集まってくれた。スタッフ・保護者の方を加えると400名を超える大きなイベントとなった。

 面前で見れる高校野球頂点の練習に、子どもたちは圧倒されつつも、同じグラウンドに立ち、 丸一日楽しい時間を費やした。

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 野球もサッカーも境界を越えてスポーツ交流。スタートはブラジル体操から。

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 午前中は野球教室。サッカーはフットベースボール対決!!子どもたちと触れ合える時間は、ライフスキル教育の原点。 相手を思いやることから…。

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 3年生と中村ヘッドコーチによる野球教室/東松島から3チームが参加。商品賭けてPK対決

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 お昼は恒例の炊き出しと3年生とソフトボール対決。また、石巻から参加した7チームがホームラン競争。全国ベスト4のバッテリー登場。投手:江口(3年・立教大学進学予定)、捕手:西野(3年・明治大学進学予定)

 午後のお楽しみ会では、浦学ウルトラクイズ、JAPANに選抜された「津田君を探せ」、そして今話題のスポーツ「鬼ごっこ」。野球もサッカーもみんなで楽しみ、大いに笑える時間だった。

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クリスマスプレゼント

 楽しい時間は、あっという間に過ぎる。エンディングは、表彰式とクリスマスプレゼント。

 変装も3年生が担当し、場を盛り上げてくれた。サンタクロースは、左から4番打者の高橋(中央大学進学予定)、田村、東松島キャラクターイート君(水岡)・イーナちゃん(渋谷)、猿は西野が着こなした。

 U-18ジャパンに選ばれた津田選手。会場にいる400名を超える参加者が、野球部員全員の中から 「津田君を探せ」ゲームに参加、ランニングの体系から外野フェンス沿いに散らばり、うつ伏せに寝ていた78名の中から、津田選手を探し当てた。当選者は見事1名のみ、東松島市大曲小学校FCインパ ルスのお母さんが、豪華賞品を手にした。

 参加した方々に「浦学オリジナル」のクッキー入りお菓子をクリスマスのプレゼントとした。 最後の挨拶をした森監督からは「来年、また来ます」の一言で締めくくられた。

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 6年生全員が胴上げされ、スポ少最後の思い出となる。野球ができる環境に感謝し、石巻での経験を活かして欲しい。

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東松島市交流編

201601070209 「お帰りなさい、ありがとう。」-東松島市で用意して下さった横断幕に浦学生たちは、気持ちが奮い立ったという。

 5時間バスに揺られ、初日に降り立った東松島市の宿舎(上町西地区センター)には「浦和学院高校野球部歓迎」 の横断幕が掲げられていた。5年連続、毎年訪れている野球部に対し、感謝の意を表してくれたのだ。

 野球部の石巻・東松島交流活動は、平成27年12月19日(土)終業式終了後出発~22日(火)午前5時帰校の3泊4日(車中1泊)の行程で79名の生徒10名のスタッフが参加して行われた。東松島市の皆さんの手厚い歓迎は、交流・支援という形を超えたファミリー意識を感じざるを得ない。

 被害に遭った地域の一般ボランティア数が激減しているとはいえ、活動を仲介して下さる方々の手間暇は計り知れないものがあり、その上帰省した我が子を温かく迎え入れるような対応に、ただただ感謝するばかりである。

 野球部の生徒たちも「その思い」に、返礼するに相応しい活動をしてくれた。「自分がされたら嬉しいことをしよう!!」 (国際教養・ライフスキル担当執行部長、長岡修二)の言葉が浸透し、生徒たちの行動力に表れ始めている。

野蒜海岸清掃

 昨年に引き続き、野蒜海岸の清掃 「自分たちにできることはすべてやる」。48名の部員とスタッフで3時間。彼らは黙々と作業を続けてくれた。元旦「初日の出」の舞台は整った?

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 元旦の晴天を願って…。そして毎日が「少しでも明るくなれば」と、東松島市にエールを送った。28年1月1日午前6時50分、見事なご来光が…、多くの人に笑みが…。12月21日の浦学の清掃後、仮設の鳥居を建て、元旦には多くの方々が気持ちよく「初日の出」を迎えられたそうです。

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防災拠点備蓄基地の見学と作業補助

 12月21日の活動は、石巻組の30名 と分散、48名が東松島市鷹来の森総合運動公園内にある「防災拠点備蓄基地」 を見学させていただき、日頃の備えや有事の行動について指導をいただいた。さらに簡単な作業のお手伝いを体験した。 その後、次の活動場所である東松島市民体育館までの約3kmトレーニングも欠かさず、ランニングで移動。

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市民体育館清掃

 今回、野球部の奉仕活動の中に、市民体育館での清掃を担当させていただいた。フロアシートの片づけや大道具の移動、窓ふき清掃など、お世話になった市民の方々への御礼も含めての奉仕活動である。 また、お昼を食べる場所も確保して下さり、温かい場所で、温かい飲み物をご提供いただき、活動を支えていただいた。さらに、全部員にソックスをプレゼントして下さった。

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クレヨンしんちゃんバス(東松島コミュニティセンター)

 この交流活動では、校長指示として「中途半端なことはせず、全力を尽くしなさい」という大方針が ある。今回、往復のバスにもこだわった。埼玉県春日部の人気者(過去にこのバスで東北支援に行った春日部豊春サッカー少年団さんが、とても喜ばれたと聞き)「クレヨンしんちゃん」バスを使用、現地では、極力公共施設の駐車場に待機することで、子どもたちにも楽しい時間を共有できるように設定した。

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感謝祭(上町西地区センター)

 12月19日、午後5時30分東松島市に到着した。土曜日で忘年会シーズンでもあるため、夕食は宿舎で自炊を予定していたところ、東松島市体育協会さん、元気な街づくり委員会の総勢20名とその家族の方々が、地場特産品によるバーベキューによる感謝祭を開催して下さった。歓迎の横断幕・風よけのシート、そして牡蠣や牛タン、美味しいお米など部員たちは大満足でごちそうになった。

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 「ごちそうになった」御礼に野球部員からは、パフォーマンスを披露。逆立ちや腹筋などのメニューの一部を紹介した。そして、女性スタッフとお子さんたちに、浦学からのクリスマスプレゼントが手渡された。さらにお料理を振舞って下さった方々には、全部員の氏名入り色紙を感謝の気持ちとして、お渡しした。

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買い物も復興のお手伝い(あんてなしょっぷまちんど)

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番外編 東松島でのいろいろ・記録写真

 翌日のスポーツ交流で子どもたちに配布するクリスマスプレゼ ント作り。東松島市あんてなショップまちんどさんでは「浦学頑張るマーク」を入れたオリジナルクッキーを作ってくれた。

 毎朝5時30分起床、甲子園宿舎と同様に「地域清掃」は、欠かさない。朝食は、遊楽社田村氏が同行し当番が担当する、ごはんは2杯必須。夜食には米粉パンも配布され、体重管理を行う。

 いつか、清掃した海岸で海水浴ができたら、嬉しく思う。 こんな素晴らしい景色と美味しい食材、人情に囲まれた街で…。

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詳細はこちら(浦和学院高校公式ホームページ)

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