東京六大学野球の春季リーグ戦は9日、開幕する。各校の力が接近し、混戦模様だが、1999年秋以来の優勝を目指す立大に勢いが感じられる。
投手陣は大黒柱の沢田(4年・大阪桐蔭)とタフな田村(同・報徳学園)の両右腕を中心に駒が豊富だ。打線も佐藤拓(4年・浦和学院)や笠松(3年・大阪桐蔭)ら好打者が並び、バランスがとれている。
追うのは3季連続優勝を狙う早大と、昨秋2位の明大か。早大は大竹(3年・済々黌)と小島(2年・浦和学院)の両左腕、明大はエース右腕の柳(4年・横浜)と左腕の斉藤(3年・桐蔭学園)とそれぞれ二枚看板が控える。両校とも打線の出来がカギを握る。
法大はパンチ力がある金子凌(4年・日大三)ら打線が強力。主力が多く卒業した慶大は、150キロ右腕の加藤拓(4年・慶応)が踏ん張りたい。東大は昨秋防御率2点台の左腕・宮台(3年・湘南)ら投手陣が力をつける。2002年秋以来となる勝ち点獲得は、なるか。
(毎日新聞)