1回戦2試合が行われた。早大はエース左腕・小島和哉投手(4年)が6安打1失点の完投で今季初勝利。在学中の全8季で勝利を挙げ、リーグ通算19勝目となった。3連覇を目指す慶大は9回に嶋田翔内野手(2年)が決勝ソロを放った。
早大・小島が現役トップの勝ち星をさらに伸ばし、通算20勝に王手をかけた。130キロ台で鋭く曲がるカットボールを駆使し、2年春の慶大戦に並ぶ自己最多の13奪三振。直球も終盤まで140キロ前後で安定し、8回に最速の144キロを出した。147球を投げ切り「心は熱く、頭は冷静にいけた」と胸を張った。
浦和学院2年時にセンバツ優勝。早大では結果が伴わない時期があってプロの評価が一定しなかったが、進路はプロ一本に決めた。「毎年、早大はこの日なので」と10月1日にプロ志望届を提出する。エース兼主将としての自覚は忘れず「提出しても、個人的なことは気にせず目の前の試合に集中します」と力強く話した。
(スポニチ)
早大・小島19勝、圧巻13Kで田中との侍対決制す
早大・小島和哉投手(4年=浦和学院)が、自己タイの13三振の奪三振ショーで立大・田中誠也投手(3年=大阪桐蔭)との「エース対決」を制した。
ともに、今夏の大学日本代表に選出された左腕同士。対戦に向け、LINE(ライン)でもエールを交換したが、先輩が貫禄を示した。リーグ通算19勝目を挙げ「(開幕カードの)法政戦の3戦目で8、9回に変化球が高めに浮いたので、今日は低めを意識した。ホッとしています」と話した。
(日刊スポーツ)