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小島投手、行田シニア主催のロッテ入団激励会「積み重ねを大切に」

行田シニアの後輩たちにメッセージを贈る小島和哉投手。右端は同シニアの望月和義監督=26日、行田グリーンアリーナ研修室

 プロ野球・千葉ロッテマリーンズにドラフト3位で入団した小島和哉投手(鴻巣市出身、浦和学院高出、早稲田大)が26日、自身が中学時代に在籍していた行田リトルシニア主催の入団激励会に出席し、後輩たちにメッセージを贈った。

 小島投手は中学硬式野球チーム・行田シニアの34期生。激励会には42、43期生となる中学1、2年生24人のほか、選手たちの父母、34期生の同級生も懸け付けるなど約60人がロッテ入団を祝った。同シニアの望月和義監督や選手たちから激励を受けた小島投手は「一日一日を大事にして上を目指し、将来、プロで対戦できることを願っています」と語り掛けた。

 同シニアの全体練習は土、日曜日が主で平日は自分で練習していたというが、ここで意外な事実を打ち明けた。

 小島投手といえば、野球に一心不乱に打ち込む“練習の虫”のイメージが強いが「平日の自主練習は正直、さぼり癖があった」という。だからこそ、全国屈指の練習量を誇る浦和学院高に進んでからは「毎日毎日、コツコツと積み重ねることの大切さを実感しました」と努力を怠らず、飛躍につなげた。

 早大野球部で主将を務めた小島投手に「どうやったらチームをまとめられますか?」と選手から質問も。実は主将向きの性格ではない小島投手だが「チームのことを第一に考えて、プロのことより早稲田を絶対に優勝させる気持ちで戦っていた結果、プロに行くことができました。周りの選手も主将の言うことを聞いて、助けてあげられればチームは強くなり、みんな成長できると思います」と体験談から得た極意を語った。

 また自分自身を見つめ直す「野球ノート」の重要性を説き、「その日その日で感じることは違うので、こまめにメモして残すことが大事。今でも自分の投球フォームだったり、感じたことは書きためています」と力を込めた。

 最高峰の舞台へ挑戦する偉大な先輩の言葉一つ一つに、選手たちは目を輝かせながら、うなずいていた。

(埼玉新聞)

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