(21日・上尾市民ほか)
シード8校と地区大会を勝ち抜いた38校を合わせた計46校で開幕。3球場で1回戦7試合を行い、浦和学院が白岡に4-3の延長十二回サヨナラ勝ちし、昨秋の県大会で初戦の2回戦で敗れた雪辱を果たした。
松山は七回の集中打で一挙5得点し、5-2で入間向陽に逆転勝ち。川口市立は一回の3失点を1点ずつ取り返し、4-3で西武文理に競り勝った。所沢はふじみ野に6-1で快勝。武南は熊谷工に10-1で勝利し、熊谷商は5-2で慶応志木を下した。叡明は狭山経済に9-2で七回コールド勝ちした。
第2日は22日、県営大宮など3球場で残りの1回戦7試合が行われる。
雪辱も課題残す
浦和学院が延長十二回の末、白岡にサヨナラ勝ちし、昨秋の県大会初戦で敗れた相手に借りを返した。森監督は「どうにか鬼門は突破した」と胸をなで下ろした。
延長十二回無死一塁の好機で打席が回ってきた中前は、「森監督から『1球で仕留められなかったら、バント』と言われていたので、初球に集中していた」と、甘く入ってきた初球を中堅手の後方へ運んで決着をつけた。だが、昨夏の甲子園ベスト8の強豪は、同じチームにまたも苦戦。1点リードの九回表に追い付かれる詰めの甘さがなければ、延長戦にもつれることもなかった。
攻撃にも課題が残る。二回に3得点した後、淡泊な打撃が目立ち、好機を生かせなかった。15安打したものの、11残塁で4得点。つながりを欠いた打線に指揮官は「秋もそうだったが、加点をし切れない“線”としての弱さがある」と指摘した。
(埼玉新聞)
試合結果
県大会1回戦(4/21・上尾市民)
TEAM | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 |
白岡 | 0 | 0 | 0 | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 |
浦和学院 | 0 | 3 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
TEAM | 11 | 12 | 計 | H | E | |||||
白岡 | 0 | 0 | 3 | 8 | 0 | |||||
浦和学院 | 0 | 1x | 4 | 15 | 0 |
【浦】 | 美又、永島、下薗ー畑 |
【白】 | 迫田-三瓶 |
本 | 畑(浦)松永(白) |
三 | 迫田(白) |
二 | 徳弘、中前(浦) |
浦学スタメン | |||
打順 | 位置 | 選手名 | 学年 |
1 | 中 | 下薗 | 3年 |
2 | 二 | 後藤 | 3年 |
3 | 遊 | 中前 | 3年 |
4 | 捕 | 畑 | 3年 |
5 | 三 | 徳弘 | 3年 |
6 | 左 | 里 | 2年 |
7 | 右 | 上田 | 3年 |
8 | 一 | 小櫻 | 2年 |
9 | 投 | 美又 | 2年 |