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高校野球代替大会 8月8日~23日に開催 トーナメントで4地区から

 新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、今夏の全国高校野球選手権大会と出場権を争う県大会が中止されたことを受け、埼玉県高野連は12日、独自の代替大会を8月8~23日(24日・予備日)の日程で開催すると発表した。名称は「令和2年度夏季埼玉県高等学校野球大会」と決めた。県高野連の坂上節会長は12日の会見で「難しい状況での判断。課題が残っているが、ひた向きに努力を続けている高校球児が活躍できる場をつくってあげたい」と思いを語った。

 県高野連によると、大会はトーナメント方式で東西南北の4ブロックに分かれて予選を行い、各ブロックを制した4校で準決勝、決勝を行う。試合は選手の体力を考慮して7回制とし、延長の場合はタイブレーク制を導入。5回終了で試合成立とし、同回10点差コールドゲームルールも適用される。日本高野連のガイドラインに沿って、1週間500球の投球制限も導入する。

 試合会場は県営大宮(さいたま市大宮区)▽上尾市民▽越谷市民▽所沢公園(所沢市)など12球場とする。

 各校登録人数は20人で、試合ごとに選手登録の変更が可能。今大会限定の優勝旗を用意し、優勝校に贈る。原則として無観客だが、球場ごとに控え選手、保護者の入場可否を協議している。新型コロナウイルスの感染状況によっては日程の変更や大会自体を中止するという。

 抽選会は7月21日に各ブロックで行われ、各校の顧問教諭が参加。開会式は行わず、閉会式については実施の是非を検討している。

 8月10~12日と15~17日に開催される「2020年甲子園高校野球交流試合(仮称)」に出場予定の花咲徳栄は両大会に出場する前提で、日本高野連、県高野連、花咲徳栄の3者で日程を調整する。

 坂上会長は「コロナが完全には収まっていない中、何とか対策を十分に講じた上で、活躍の場をつくってあげたいというのが皆(高野連)の意見だ」と述べた。

4地区でリスク軽減 試合後にベンチ消毒も

 埼玉県高野連は12日、独自の代替大会を8月8~23日(24日・予備日)の日程で開催すると発表した。トーナメント方式で東西南北に分かれた地区大会を行い、各ブロックを制した4校で準決勝、決勝を行う。今後は新型コロナウイルスの感染状況を考慮した上で、大会実施に向けて細部を詰めていく。

 県高野連が独自の代替大会開催の意向を固めてから2週間がたち、大会の詳細が公表された。5月27日の県高野連運営委員会では開催に向けて全会一致したものの、「準備を進める」という慎重な姿勢だった。選手のけが防止や感染予防策を念入りに検討する期間を設けた。

 例年の夏の埼玉大会と異なり、東西南北の4ブロックに分かれて地区大会を行う理由について、県高野連の坂上節会長は「移動リスクを軽減するため、学校が近い、地区内でできるようにした」と話した。

 新型コロナウイルスの収束が見通せない中、大会方式も選手の安全を優先。試合時間は前倒しせずに間隔を空け、試合終了後には毎回、選手ベンチを消毒することも決定し、開催に向けて大きな一歩を踏み出した。

 原則無観客だが、球場によっては、控え選手、保護者などを観客席に入れることを球場側と県高野連で協議中という。県高野連の神谷進専務理事は「球場側から無観客での要請もあるので議論していきたい。入れる場合は感染対策を取っていきたい」と語った。

 県高野連は、17日に運営委員会を行い、感染対策のガイドラインの内容を詰めていく。“見えない敵”と戦いながら行われる代替大会。県高野連関係者は「感染を予防する上でいい議論ができている。選手、スタッフが感染しないように」と表情を引き締めた。

(埼玉新聞)

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